Profile



青山 さやか・KAI
Naikan Coach /Mindfulness & Yoga Instructor /Artist





STORY


幼い頃から負けず嫌いで勝ち気、
意志が強い性格だった私。



そんな私が教育熱心な母に、

周りと比較され厳しく育てられたことで、
意識は外へ外へと向かっていきました。



母に反抗しながらも期待に応えるべく、
ナニクソ精神で頑張り続ける過程で
私の中に育まれていったのは、

人より優位になれば安心だ

という感覚でした。



そのうちに、


「この世界は競争の世界で安全ではない

「周りにいるのはどんな人でも最後は敵だ」

「みんな心の底では自分さえ幸せならいいと
自分が生き残るために足を引っ張り合い
ジャッジをし合っているのがこの世界なんだ」

と思い込むように。



ならば、
幸せになるには勝つしかない



そうして私は
評価の世界の泥沼にはまり、
人より少しでも優位であるようにと
スキルや強みなど「自分らしさ」と題して
たくさんの鎧と武器を背負って
いきました。




(子どもなりに日々は

毎日楽しんで過ごしていたものの)

心の奥底を見ていくとそこには
常に勝たなければ生き残れないという
恐怖心が渦巻いていたように思います。




***
そんな中、
高校3年生の秋にガンで母が突然の他界。



厳しい母ではあったものの
それまでの私の道しるべであり、
私にとって母に認めてもらえることは
敵しかいない外の世界で生きていく上での
必要不可欠な安心灯でした。



そんな母がいなくなり、
一人で大海原へ放り出されて、


「いつ誰に襲われて食われるか分からない」
「もう安心して帰れる場所がない」


そんな
孤独と不安と絶望と恐怖



胸にはポッカリと穴が開き、
心をえぐり取られるような痛みや
悲しみ苦しみ後悔や喪失感に、
何度も潰されそうになりました。



光のない一歩先も見えない真っ暗な
冷たくて不安定で冷酷な足元に、
一歩踏み出すのも恐ろしくて怯えていました



外の世界は戦いの世界
人はみんな敵で本当の味方は誰もいない、
そんな中で生きる恐怖…




この感覚。




全くイコールではないにしても
この競争・成果主義社会で育つ中で、
そんな気持ちを感じたことがある方も
少なくないのではないでしょうか。




***
母を亡くしてからの私は
生きる術や希望を完全に失っていました。



泣いて泣いて泣いて周りも引くほど泣いて
自分の心と向き合い続けて
それでも「生きる」と決めました。



限りある人生を最後まで生き切る、
ひと時も無駄にすることなく
命をかけて人生を本気で生き抜くんだ




日々をただ過ごすだけだった高校生が
愛する人の死を経験したことで、
生きるとは人生とは自分とは何か?
深く問うようになり生き方が変わりました。



でも、
幸せになるには勝つしかない
という生きる前提は変わらぬままだった。



だから、
自分を何とか大きく見せて、
この広い大海原でなんとか負けないように
食って食べられないように、
そして生きた証を少しでも残せるようにと、
それまでに増して分厚い鎧をまとっていきました



その頃の私は、

怖さに怯えて噛みつこうとする犬のように
いつも戦々恐々としていたと思います。



(そんな中でも
たくさんのめぐり合わせや導きがあり、
支えてくれるたくさんの友人や恩師、
夢中になれるものとの出会いがあったこと。

振り返ると本当に恵まれていたと
今は全ての経験や関わりに感謝ばかりです)




***
ひたすらに装備を頑丈にすることで
自分をなんとか保とうとする中、
これまでの生き方に揺さぶりがかかります。



社会人として使命を模索しながら
自己実現を目指し好きなことを仕事にして、
結婚、出産、海外生活など
一般的な「幸せ」を手にしていくものの、


いつまで経っても
心から幸せを感じることができない



こんなに満たされているはずなのに
本来であれば幸せいっぱいなはずなのに…




できることも得意なことも
何かをできるようになるために努力をする力も
だいたいたいていのコトは全部手にしているのに…




どうして!?



埋まらない不足感を埋めるために
自分を追い込み続けたある日、
もうこれ以上走り続けられないと倒れます



母の死から休むことなく夢中で
いかに生きるかを探求し続けてきたけれど、
ここで立ち止まったことでようやく
自分の内側に意識が向くようになります



そこではじめて
どれだけ自分の外側を固めても、
幸せになることは決してないということ。



装備を頑丈にすればするほど、
もっともっとという不足感におそわれ
いつまでも満たされないことに気づきます。



そもそも、
スキルや外見、できること、
成果や評価、人間関係や持ちモノで、
幸せを測ろうとしていたこと自体が
大きな間違いだった
、と。




そのことで、
それまで自分をどうやって守ろうかと

外に意識が流れていた意識が、
だんだんと内へと向き始めました



ここから私の人生は大きく変化。



気づきの大きな後押しととなったのが、


今ここをマインドフルに生き、
どこまでも深く内側に意識を向けていく


という
ヨガの哲学や思想
マインドフルネスとの出会いでした。



自分の内側に意識を向けて、
今この瞬間を生きる




そのことで、
良いか悪いか、正しいか間違っているか、
勝ちか負けか、損か得か….



そんな二元的価値観の視点
=強いジャッジの意識から解き放たれ、
人生のストーリーに囚われずに
今を受け入れて生きられるようになりました。



起きる現象を通して何に気づき、
何を観察し、何を理解するのか




現象への評価ではなく、
理解に主軸を置いて生きられるようになると、
人生のできごとに良いも悪いもなく
全ては完全で必然であると分かります。



そうして世界を観た時に、
人は心から満たされ、安心し、
幸せを感じて生きる
ことができるのです。




***
私とヨガの世界との最初の出会いは、

シバナンダヨガ。



妊娠中のセルフケアがきっかけでしたが
ヨガの世界が持つ奥深さに魅かれ学びを深めるように。



その後、
2019年にRYT200&マインドフルネス瞑想を取得、

2020年からヨガ哲学を受講し今なお継続中、
2022年にはアシュタンガヨガをスタート。



ヨガの思想や哲学は、
母の死から私が長年探求し続けてきた、


「生きるとは?人生とは?自分とは?」
「なぜこんなにも生きづらいのか?」

「自分自身を生き切るとはどういうことか?」


という問いへの道を明確に示してくれました。



また、
ヨガのアーサナで身体と向き合うことで
自分がどれだけ欲望のままに負荷をかけて
乱暴に扱ってきたかに気づいたり、


エネルギーと向き合うことで
自分の粗雑さや波動の荒さ
そして愛が枯渇していることに気づいたり、


呼吸法をすることで、
交感神経がいつも過剰になっていて
追われて生き急いでいる自分に気づいたり、


自分の心を深く見つめることで
自分にも周りにもどれだけジャッジをして
生きているかに気づいたり。



世界をとらえる視点が広がっていくと、
今までただの事象でしかなかった日々が
深い気づきと癒しと変わりました。



奥深いヨガの世界の追求は
心や身体、宇宙のしくみへの興味へと広がり、


2021年の自己受容心理学やコーチング、
2021-2022年の生化学・免疫学、

2023年の解剖学・神経学、ジョーテッシュ(インド占星術)、
2024 年アーユルヴェーダの学びへ。




こうした学びの積み重ねを通し
自己対話力・内観力が育まれていくと、
外に引っ張られていた意識が今ここに戻り、
自分の中心とのつながりを取り戻すように。



他人軸や常識に囚われていた意識から
解放されるほどに人生が自由になり、
必要なものはすでに全て自分の中にある
安心感と自分を信じる力も湧いてきました。



何かを得たり外側を鎧で固めることより
握りしめているものを手放すことで、
本来の自分を思い出すことができる
ことが

実感を通して腹落ちしていきました。



私たちが
幸せに満たされて生きるには

全てを手放してゼロになり
内に意識を向けて今この瞬間を生きること

(私を生きるのをやめること)」

それしかない、それ以外ない。



これがたった一つの唯一の方法です。



外に意識が流れ
恐れや不足感に支配される人生から、
内に意識を向けて
愛や安心感に満ちる人生へ




このページを訪れてくださったあなたと
人生を一緒に探求することができたなら
とっても幸せに思います。



BIOGRAPHY


1984年生まれ、横浜育ち
1999-2000年にアメリカへ交換留学
2015年からアメリカテキサス州在住、9年目

慶應大学環境情報学部(SFC) 卒
元・伊藤忠商事 海外営業職

シンガーソングライター

全米ヨガアライアンスRYT200
アシュタンガヨガ総合講座修了
ヨガスートラコース修了

神経系顔ヨガ指導者養成コース修了

DYC認定マインドフルネス瞑想指導者
メンタルケアスペシャリスト
セルフコンパッションカウンセラー

9歳&7歳姉弟を子育て中、

RV所有アウトドアファミリー




現在は自らの経験から生まれたNaikanプログラムをベースに
誰もが自由に本来のままに生きられるように、
マインドフルに生きる方法を発信・活動をしています

詳細情報はこちらから

https://lit.link/sayakaaoyama


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