先日、ふとしたきっかけで、
チベット僧の方から「幸せ」について
お話を聞く機会がありました。
教えていただいた、
幸せに生きるためのヒントについて、
整理してみようと思います。
ゆるぎない幸せとは何か?
チベット僧のお話の中で、
「ゆるぎない幸せ」とは下記の3つ、
と仰っていました。
1つ目。
安全であると感じ、
落ち着いていること。
2つ目。
評価されず、
ありのままの自分でいられること。
3つ目。
自分のスペースを持てるようになることで、
自分を保てるようになること。
この3つが手に入ったときに、
人はゆるぎない幸せを感じられる、と。
まずは安全であること。
安全を感じられず不安な状態では、
心がここにあらずになって、
幸せを感じられなくなるから。
次に、評価におびえずに、
ありのままにあること。
他人からの評価に囚われていると、
本来の自分で生きることができず、
幸せを感じることができないから。
そして、
自分のスペースを保てること。
人生、日々何かしら起こる中で、
自分と向き合うちょっとした時間、
スペースを持っているだけで、
本来の自分を取り戻すことができるから。
この3つを日々の中で落とし込んでいくこと。
そのことで、
幸せにどんどん近づいていける、
と教えていただきました。
感情のアップダウンとの向き合い方
ありのままであるとか、
スペースを保つとかその前に。
感情のアップダウンが激しくて、
自分の感情に飲み込まれてしまう場合。
「犬ではなく、ライオンになれ!」
と一喝。
これは、
感情を追うのではなく、
感情を発している根源と向き合いなさい、
という意味です。
犬は転がっていくボールを追いかけるけど、
ライオンはボールを転がした人を狙う。
つまり、
感情(ボール)に振り回されるのではなく、
その根本要因(ボールを転がした人)を追求し、
そこと向き合いなさい、
とのこと。
私自身も意識していることですが、
感情の裏あるホンモノの感情に気づき、
さらにはそれを生む思考パターンに気づく。
思考パターン/価値観に気づけると、
何と向き合ったらいいのかが自然と見えてきます。
本質的な要因と向き合うことで、
感情にブラされるがままの自分から、
一つ前に進めるのですね。
ポータブルに瞑想を持ち歩こう
チベット僧の方は普段、
寺院で瞑想を教られているそうなのですが、
瞑想についてこんな風におっしゃってました。
「瞑想はした方がいいです。
ですが私は、
“瞑想しなさい”よりも、
“自分のスペースを作りなさい”
と伝えたい」と。
身体の疲れ、心の疲れは
スペースをなくしてしまうから。
2分でいいから、
自分のスペースを確保して、
吐いて吸って、頭をスッキリさせること。
家や自分の部屋だけが
瞑想できる場所ではなくて、
トイレでも車の中でも。
ポータブルに瞑想場所を持ち歩けば、
必要な時に自分を整えられるようになる。
少しでもいいので、呼吸を深くして、
自分の心を静める時間を持ってみる。
そうしていくことで、
日々の生活に余白を広げていくことが
何よりも大切、
とおっしゃっていました。
車の中でも、ベットの中、ソファの上でも、
座っていても、よっかかっていても、
短時間でも。
そのちょっとした工夫で、
心の動きや意識の持ち方って変わるんですね。
日々に取り入れて過ごしてみようと思いました。
心が鍵穴でマインドが鍵と考える
また、人の心について、
「心が鍵穴で、マインドが鍵」
というお話もされていました。
ここで言うマインドとは、
その人の思考パターン/価値観のことで、
心とは思考や行動のこと。
その鍵が正しい鍵でないと、
正しい心の状態にならない。
つまり、
ゆがんだ思考パターン/価値観は、
ゆがんだ思考・感情を生んでしまう、
という教えでした。
自分が一体どんな鍵を持っているのか?
日常の経験から、
自分の思考パターンや価値観を知ることが、
幸せへの第一歩につながるですね。
自分の中に安心を見出すこと
最後に、
「自分の中に、あたたかな場所を見つけてほしい」、
と。
自分に優しくなる、
自分のありのままを受け入れる。
向上心や生きるモチベーションは
全てここから生まれる、
そうお話されていました。
自分を許し、満たして、愛してこそ、
幸せや生きがいをみつけることができる。
外に幸せを探している状態は、
生きる軸が他者の評価にある状態。
他者の評価や常識に自分を当てはめて、
自分のありのままを否定する生き方は、
とても苦しいです。
幸せに生きるためには、
自分の心の中にある、
あたたかな場所を思い出すこと。
評価や競争の世界から、
つながりの世界へシフトしていきたい。
お話を伺ってそんなことを感じました。
まとめ
お話しくださったチベット僧の方は、
こちらの本の著者です。
Radically Happiness
ユーモアあふれる、
とても素敵な方でした。
何ごとも、
まず知ること、気づくことから。
教えていただいた教えを日常で深め、
学びを重ねていきたいと思います。
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。
もっと深くつながるニュースレターの登録はこちら
青山 さやか|
海外在住11年(テキサス州ダラス) /2児の母 /アウトドアRVer
高校3年での母との死別をきかっけに、人生とは何か?自分とは何か?についての探求が始まる。ありのままの自分で本当の自分を生きるマインドフルネスと出会い、人生が大きく変わる。自由に思い切り自分らしく、マインドフルに人生を送るマインドセットを広げるべく活動中。
マインドコーチ /マインドフルネス&ヨガインストラクター/シンガーソングライター
マインドフルライフスタジオ主催