どんな行動にも、
自分の心が現れている。
そう思って観察していくと、
自分を知る術って日常のあちこちに転がっている。
たとえば。
咀嚼がおろそかになっている時、
心はせわしない状態。
せわしない心の要因となっているのは、
自分の奥底にある「生き急ぐ意識」。
何か生き急いでいるからこそ、
「咀嚼」という行動にもその心が現れているのですね。
ではここで、
「早食いは、消化力を落として、さまざまな病気を引き起こすもの」
と知って、その行動を変えたいと思った時。
どうしたらいいのか。
まずはじめのステップとして、
頭で「ゆっくり噛むこと」を促すのもアリです。
ただ、
「ゆっくり噛んで、一口一口をていねいに」
と言い聞かせてみても、
心が追いついていないと、無理矢理感が否めない。
行動から変えようとするよりもやはり、
心、そしてその奥にある意識に目を向けることです。
この場合で言うと、
「生き急ぐ意識」に目を向けていく。
何を不安がっているのか?
何をこわがっているのか?
どうして落ち着くのがイヤなのか?
焦ることでどんな安心を得ようとしているのか?
一つ一つ紐解いて気づいていく。
そうして、
“生き急ぐ必要はないんだな”と、
「理解」する時にはじめて根本から行動は変化し、
咀嚼は自然とゆっくり丁寧になる。
行動の奥底にある意識が紐解けたなら、
行動は自然と変わるってこと。
早食いはダメ → 咀嚼が大事 → 思考でゆっくり噛むようにする、
といった対処療法は、絶対に長続きしないから。
必ず、奥底の意識を紐解くステップを忘れずに。
行動の奥にある意識をしっかりと噛み砕いて、
縛られた意識から自由になっていきましょう。
自分を知ると、人生は自由になる。
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青山 さやか|
海外在住11年(テキサス州ダラス) /2児の母 /アウトドアRVer
高校3年での母との死別をきかっけに、人生とは何か?自分とは何か?についての探求が始まる。ありのままの自分で本当の自分を生きるマインドフルネスと出会い、人生が大きく変わる。自由に思い切り自分らしく、マインドフルに人生を送るマインドセットを広げるべく活動中。
マインドコーチ /マインドフルネス&ヨガインストラクター/シンガーソングライター
マインドフルライフスタジオ主催