青山さやかです。
自分の心と向き合う中で、
変わりたいのに変われない、
そんなことが苦しくて、
変われない自分を責めてまた苦しくなったり。
そんな経験はないでしょうか。
内観の旅を続ける中で、
「変われない」と感じて苦しい時に
心の支えとなった言葉について、
今回はお届けしたいと思います。
抵抗があるのは当たり前
観察することで、
「私」というエゴがしずまって、
そうすると本来の自分のままに、
溢れ出すエネルギーで自由に生きられる。
これが、
私が今感じている感覚なのですが、
囚われが外れて解放されるって、
本当に地味な内観の積み重ねです。
「私」というエゴは
囚われであり苦しみの要因ではありますが、
「今まで自分がそう囚われていると安心だ」、
と思い込んできたからこそ縛られてきたもの。
つまり私たちは
自分から望んで囚われてきた、
ということです。
だから、
手放そうったっても恐いし不安だし、
必死に全力で抵抗してくる(脳が)ので、
一筋縄ではいかないもの。
それを一つ一つ、
大丈夫だと確認しながら、
日常の経験を通して気づいたり、
客観力を育んでいくことで、
エゴが納得した時に初めて
本当の意味で解放されるのです。
受け入れることの大切さ
囚われは生きづらさにつながるのですが、
囚われていること、
それ自体は悪いことではありません。
今囚われていることに気づければ、
そこから学ぶことができるから。
そこから学んで自己理解を深めるために、
今それに囚われているとも言えます。
内観を継続していくためには、
囚われたままでいたい・暴れていたい
そんなエゴを受け入れてあげること
が大切だと感じます。
こんなエゴを持っていたらダメだとか、
こんなに囚われていたら変われないとか、
もっと自由になるにはこうあらねばとか。
そうなろうそうあろうと
理想を求めてしまうほど、
今の自分をジャッジして否定しがちです。
自己否定をすると、
自己肯定感が下がって
ここに存在する意味を見失うので、
とても苦しくなります。
そうではなくて、
ゆるめよう、気づこう、変わろうとしなくても、
日常で感じていることを観察し続けていくと、
囚れから自然と解放される日が必ずきます。
解放されるタイミングは
自分ではコントロールできないので、
だからこそもがいたり、あがいたり、
焦ったりするのですが、
そんな気持ちをも観察をし続ける。
そうすることで、
必ず来るべきタイミングで気づきが入り、
自然な変化につながります。
この瞬間は
今の自分で目の前に起きることに
反応するままにいるしかないので、
それを受け入れて許してあげることが大事。
そんな反応をしてしまうことを
良いでも悪いでもなくて、
そうなんだと気づいて受け入れられると、
観察し続ける余裕が生まれます。
エゴに浸る時があってもいい
ただ…そんなこと言っても、
比較から自己否定を繰り返したり、
ただただ観察することを
許してくれないエゴが出てきたり。
そんなこともあると思います。
そういう時は、
心の内をとにかく書き出したり、
誰かに吐き出したり、
「もういったんどっぷりエゴに浸る」
ということも必要だと感じます。
苦しいけれども、
感じて感じて感じて感じきる。
それは自分の囚われだと分かりながらも、
どっぷりその囚われた心に染まって、
とことん醜い自分を演じてみるのです。
そうすると、
逆に囚われ続けていることに対して、
「もうしがみつかなくていいや」と
諦められる日が来ます。
エゴが暴走しすぎると
自分を見失ってしまうので、
そこは少し注意が必要ですが。
そして、
エゴを感じ切ったり受け入れたり、
変化を感じるまでの過程で大事なのが、
自分の中心とつながって
信じる心を見失わないことです。
そのために、
私が自身に言い聞かせてきた言葉。
それは、
「自分の中にはすでに常に
変わらずにいてくれる存在がいる。
その存在はいつも闇の中の光となって
一番いい方向に導いてくれる。
だから絶対に大丈夫。
今は今すべきことを積み重ねるだけ。
自分自身にゆっくり
気づいていってあげればいい。」
これが自分と向き合い続ける中で
めげそうになった時に支えになった、
私にとっての魔法の言葉。
苦しい時に自分へ、
伝えてみてください。
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。
焦ることなく日々を積み重ねられますように。