自粛が映し出した本当の豊かさ

人生を見つめる

こんにちは、さやかです。


外出禁止令が出て約2週間。


アメリカではトランプ大統領から
4月いっぱいの自粛要請が出ました。


経済への影響や、
悲しいニュースには心が痛みますが、
私自身は豊かさについて考えさせられる日々。


今回は自粛から学んだ豊かさについて、
お届けしたいと思います。


強制力が変えた選択肢

地域差はありますが、
アメリカでは外出禁止令が出ています。


会社からは在宅勤務が言い渡され、
学校も基本的には休校
(プライベートはやっているようですが)。


公園も閉鎖(遊具使用禁止、散歩のみ可能)、
レストランでの飲食不可(テイクアウトのみ )、
子ども達向け屋内施設も全て閉鎖です。


友人と集まることはもちろん、
子ども達同士が遊ぶことも原則禁止。



窮屈に聞こえるかもしれませんが、
我が家はこの強制的な非日常のお陰で、
選択肢の広がりを感じています。


学校が休校にならなかったら、
子どもとずっと家で過ごす
という選択をすることはなかった。


会社が在宅勤務を命令しなかったら、
家で仕事をするという選択をすることはなかった。


外の施設が閉まっていなかったら、
家の周りでだけで過ごす
という選択をすることはなかった。


人に会うことができなくならなかったら、
家族以外の人と全く会わない
という選択をすることはなかった。



今日常になっていることは、
強制力が働かなければ
選択をすることがなかったことばかりです。


でもこの新しい選択肢を
選ばざるを得ない状況になったことで、
生活に豊かさが生まれたことは
間違いないと感じます。


触れ合える豊かさ

暮らしを制限されることは、

忙しさに追われて

大事なことかを伸ばしにしてきた、

毎日の引き算を強制的に
してもらっている状態。


生活を大幅に変える引き算は、
なかなか自力だけでは難しいので、
とても貴重な機会です。


引き算をされると、
そこに余裕が生まれます。


そうすると、
今まで気づけなかった豊かさに
気づくことができる。


例えば、
在宅勤務と休校のお陰で、
明らかに家族の時間、
夫婦の会話が増えていたり。


通勤時間がないため、
その分の時間も自己ケアや
家族との時間に割ける。


お散歩にみんなで出かけたり、
ちょっとした時間に会話ができたり。


時間に余裕があるので、
子ども達と笑って過ごす時間も増えました。


また、子ども達の
“自分で自分を満たす力をつける練習”
にもいい機会になっています。


休校になって以来、
子ども達はほとんどの時間を庭で過ごし、
自転車での1日3回の散歩が日課です。


毎日クリエイティブに様々な遊びを展開し、
多くの刺激を受けながら成長しています。


もちろん遊びの提案はしますが、
なんでもかんでも親が示さずに

幸せは用意してもらうものではなくて
自分の中に見つけるもの


ということを教えるいい機会だなと、
問いかけるようにしています。


学校でしか学べないこともありますが、
こうした日々からしか
学べないこともたくさんある。


今までの生活の当たり前が、
ずっと忘れていた大切な何かを
気づかせてくれるようにも感じます。


空白のある豊かさ

引き算された後の暮らしには、
余白がとても多いです。


例えば食事。


学校がないので、
お弁当を作る必要がない。


3食を家族一緒に食べるので、
食費のムダもなくなれば、
残り物がうまくまわって、
食事準備の負担も明らかに減っています。


あちこち出かけられなくても、
家の周りでゆっくりと過ごし、
それでも子供たちは大満足です。


子ども達を楽しませようと
あちこち連れ回していたけど、
近くの公園に家族そろって散歩に行ければ
子ども達は十分満たされたり。


何か大切なものを
見失っていたようです。


家は多少散らかりますが、
家族で協力するいい機会にもなるし、
とにかく時間に余裕があるので、
隙間時間が上手く使えている感覚。


人と会えないために、
スケジュールが埋まることもないから、
必然的にライフスタイルに余裕ができます。


隙間時間を活用して、
自分の仕事と家族との時間、
家事と夫婦の時間、

オンラインでの外部との時間を
バランスよく保てるようになっています。


生活が必要最低限になっている分、
本当に心豊かさが増しています。


おわりに

ウイルスの影響で自粛が拡大した結果、
環境負荷が激減している
といったニュースも耳にしますね。


アメリカでも、
車の利用率も減っているし、
ムダな買い物や消費が激減している
ことを体感しています。


今まで人間が無理を重ねて
追い求めてきた物質的な豊かさに対する、
地球からの問いかけの様に感じます。


地球視点から考えると今回の疫病は、
未来のために必要不可欠な存在であり、
歪んでいる部分の浄化作業なのかもしれません。



今の生活が当たり前になった、
産業革命から200年程度。


生活は豊かになったものの、
本当に大切なこと、
本当の豊かさが

見失われていたように感じます。


もちろん豊かさや心地よさは
人によってそれぞれ。


でも、
今までの常識を手放して考える時、
あなたが真に望むライフスタイルは
どんなものでしょうか



私自身、
もともと日々を忙しくして、
スケジュール帳がびっしり埋まって、
to doに追われいる状態が大好きでした。


でもいざ、
強制的に生活が変わると、
考えもしなかったスタイルに
豊かさを感じている。


今こそ、
本当の豊かさとは何なのかを
自問してみる時なのかなと思います。


それぞれがそれぞれの豊かさを追求して、
心地よい生き方へつなげていきたいですね。


今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。

心から自分を大好きになって、
ナチュラルで幸せな毎日を過ごせますように。

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