映画『プーと大人になった僕』を見て

映画・本のこと

こんにちは、さやかです。



時代の変化が凄まじい勢いですね、
飲み込まれそうになっていませんか。



今回はそんな中で、
心にぐっと来たエピソードをお届けします。



プーと大人になった僕

ずっと前から気になっていた
映画「プーと大人になった僕」を見ました。



率直にとてもよかったです。



クリストファー・ロビンがプーと別れ、
大人になるにつれて、
人生において大切なことを見失い、
人生の迷子になる。



そんな時にプーと再会して、
子どもの頃に大切にしていた心に触れ、
自分の人生を取り戻していく、
というストーリー。



全てのセリフに
深いメッセージがこめられていて、
毎シーンが心深くに響く映画でした。



一番のメッセージは、
 ”「何もしないこと」が最高の何かに繋がる”。



今、世界的に、
自分や人生の本質と向き合う
タイミングにきているからこそ、
この映画から受け取れるものが
あるのではないかと思います。



私自身もそうですが、
私たちは世の中が豊かになる中で
豊かさを追い求める中で、
クリストファー・ロビンの様に、
大切な何かを見失ってきた様に感じます。



家族の幸せのために、
家族との時間を犠牲にしてしまったり。



未来の幸せために、
今の幸せを犠牲にしてしまったり。



 ”「何もしないこと」
が最高の何かに繋がる”



私はこれまでずっと
何もしないからは何も生まれない”、
そう思い込んでいました。



だから何もしないというのは、
とてつもなく不安なこと。



何かを自分に課していないと、
何か努力をしないと、
何かをしないのに何かを得られるはずがない、
と長年の経験は私に言います。



でも本当は違う。



本来必要な心のゆとりがないのに、
豊かな人生は歩めない。




こわいけど、
“何もしないからは何も生まれない“
という囚われが手放せたとき、
時代の流れ(変化)にしなやかに
乗っていけるような気がしています。



ヨガの言葉

この映画で思い出したのが、
ヨガ哲学に出てくる、
Advidya 無知という言葉。



意味は、lack of awareness。



気づけていない状態、
周りを見る窓(視野)が曇っていること、
暗闇の中にいること。



人は忙しすぎたり、
頭の中の雑音が多すぎると、
本質を見失ってしまいます。



そうして意識が散漫になったり、
モノゴトがクリアに見えなくなると、
痛みや苦しみが増していく、

そんな教えです。




今世の中が不安定な中で、
自分を惑わす雑音は増えています。



できれば、
外界を見る窓の汚れはキレイにふき取って、
ハッキリと真実が見える自分
でありたいですよね。



そのためにまず必要なことは、
自分自身を調えていくことです。



身体も心も両面から。



毎日の習慣を重ね、
心と対話する時間を持つこと。



そうして
不要な汚れや雑音を手放せたら、
ブレない自分軸が育まれていく。



理解力が育まれることで
Advidyaは弱まっていきます。



おわりに

物質的に豊かになり、便利になり、
モノゴトのスピードも上がり、
だからこそ得られたこともあります。



こうしてオンラインで自分を表現したり、
実際に会ったことのない方から学んだり、
情報交換がスムーズになったり。



そのことで、
今までは孤独を感じたり、
自分だけで背負ってきたものを、
共感・共有することが簡単になり、

救われるようになったことも
たくさんあると思います。



私自身も人生の苦しみや子育てについて、
今の環境がなかったら、
もっと苦しんでいたかもしれない。



でもその分、
情報や雑音も溢れかえっています。



だからこそ、
人生という大海原で溺れないために、
自分の中心軸をしっかり持つことが大切
です。



自分が分からないと、
世の中が大きく変化して不安に揺れ動く中で、
一緒に大波にもまれてしまい、
とても苦しくなってしまうから。



自分が分からないのに、
自分を幸せにする道は見つかりません。



世間がどれだけ揺れようが、
たくさんの情報の矢が飛んでこようが、
周りの人がどうであろうが、
自分に必要なものを見極めるのが中心軸。



波に飲み込まれる前に、
立ち止まって生きるペースをゆるめてみる。



そのことで、
雑音が静まって
自分の中心がクリアになります。



早すぎる世の中の流れや
過去や未来の幻想に流されずに、
生き急ぐのではなく
今ここを積み重ねていきたいですね。



今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。

ナチュラルで幸せな毎日を過ごせますように。

タイトルとURLをコピーしました