映画『メッセージ』を見て

映画・本のこと

こんにちは、さやかです。



最近ちょっとずつですが、
映画や美術、伝統芸能、歴史などにも、
その本質的な「美しさ」
を感じられるようになりました。



ということで最近は、
よく映画を見ています。



先日は、
少し前にNASAに行って、
宇宙世界の面白さを実感したこともあり、
『メッセージ』という映画を見ました。



今回は、
映画のテーマであった
「言語と思考、そして時間について」
お届けしたいと思います。



言語と思考

映画『メッセージ』は、
宇宙からやってきた生命体の言語を、
言語学者である主人公が紐解いていく、
というストーリー。



宇宙からやってきた生命体には、
未来や過去、現在という時間の概念がなく、
全ての時間一度に見ることができます。



そんな思考回路を持っている
宇宙生命体が話す言語を紐解く中で、
主人公も時間の概念から解き放たれ、
未来が見えるようになる。



映画の中で一番印象的だったのは、
話す言葉が思考をつくる
というメッセージでした。



私はヨガを学んでいますが、
ヨガはもともとサンスクリット語、
という言語で語られています。



サンスクリット語の先生も、
”サンスクリット語”
という哲学的な言語を学ぶことで、
哲学的な思考が深まっていく、
とおっしゃっていました。



映画の主人公は、
時間のない言語を理解することで、
時間という概念を超えることができた

その未知の感覚に魅了されました。



今この瞬間を生きること

時間の概念から脱するとは、
どういうことでしょうか。



ヨガの世界では、
今この瞬間の現象は、
過去のカルマによって決まっている、
と言われています。



カルマとは行動の意味ですが、
行動には必ず結果があるもの。



つまり、
過去にどう行動したかをベースに、
この世界の陰陽のバランスに従って
今何を経験するか(結果)が決まっていく

ということです。



私たち人間は、
未来を見ることがでいないからこそ、
今この瞬間に問いを立て、学ぶことで、
魂を浄化していくことができます。



もし未来が見えたとしたら、
決まっている未来が分かってしまったら、
日々の学びはなくなるのだろうか?



人生の全体像が分かってしまっていたら、
今何に気づいたら良いのかも分からず、
魂の浄化が進むことはないのだろうか?



そう考えていくうちに、
時間の概念から脱する状態とは、
そもそも意識が、

浄化を超えた高いところにある状態なんだ、
と分かってきました。



浄化を超えるとは、
悟っている状態のこと。



つまり、
自分はもうすでに完全な存在である、
と真に理解して生きられる状態になれば、
時間の概念を超えることができる、
ということです。




ただここで、
完全に悟らないと、
時間の概念を超えることはできないのか?
というとそうでもない。



この地球で時間の概念を超えるとは、
「今この瞬間を生きること」
になります。



今この瞬間に心が在る時、
人はその時だけは時間の概念から
解放されます。



今この瞬間を生きる時、
未来をも見える意識状態になっている、
ということです。




では、
今を生きるためには、
どうしたらいいのでしょうか?



それは、
一つ一つ囚われに気づいていくこと
やはりここです。



浄化を超えている状態
=すべての囚われが外れた状態
=囚われが外れると今に集中できる
から。



完全に過去や未来から解放されなくても、
今ココ力を磨いていくことで、

真実を生きる時間が少しでも増えたら、
人生の流れがスムーズになっていくのですね。



おわりに

私たちが、
時間の概念のある世界に生まれてきたのは、
きっと時間の中で生きていくからこそ、
気づけることがあるから。



過去未来現在という時間や、
時間の概念に囚われている状態は、
時にはがゆいものです。



でも、
時間の概念があるからこそ、
学びが深まることもある。



時間を悪者にせず、
でも時間の概念から解放された、
マインドフルな時間を重ねられる様に、
過ごしていきたいですね。



今日も最後までおつきあい、
ありがとうございました。

今を生きれられる様に、
未来過去への囚われが外れます様に。

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