青山さやかです。
こどもの日、
親にとっては子どもの
健やかな成長を願う日ですね。
日本ではあちこちで鯉のぼりが
見られたのでしょうか♡
自己実現と子育て、
女性起業家と主婦。
これらのキーワードは、
社会人になってから…
特に子どもが生まれてからの私にとって、
とても大きく根深いものでした。
「起業家にこそ価値がある」
そんな母からの強い教えの元、
そうあることが正解であり幸せであり
人生の成功だと思い込んで育ってきた私。
自己実現をしていない自分を
どうしても許すことができませんでした。
少しこれまでの人生を
振り返ってみようと思いますが…
大学卒業後は大企業に入社。
海外営業を経験するも、
企業の歯車という違和感が抑えられず、
シンガーソングライターへ転身しました。
その後、
結婚して子どもを授かり、
夫の駐在で海外生活が始まるも、
自己実現への囚われは外れず。
「自分でビジネスを確立しなければ
ここに存在している価値はない」
という呪縛に苦しみました。
子育てしかしていない人、
家庭の仕事をしている人、
そうなることがとてつもなく恐怖で、
なんとか外で成功したい、
外で自分の地位を確立したい
とがむしゃらにもがき続けました。
でもいつも、
挑戦しようとすると必ず何か起きて、
なかなか物事がスムーズに進まず、
いつもギリギリで余裕がなくて、
もがくほど心も身体も力んでいく状態。
何かが違う、
どうしたらこの生きづらさから、
この日々の虚無感や不足感から
解放されるんだろうか。
悩み苦しむ中、
今から2年ほど前にヨガ哲学と出会い、
上辺の「私」という殻ではなく、
自分の本質と向き合う方法を知りました。
そうして一つ一つ、
自分の殻と自己本質との同一化を外し、
自分とは何か?ということを深く問い、
囚われを炙り出しす毎日。
そんな中でも、
自己実現への執着は根強くて、
「自己実現を阻む子育ては邪魔だ」
「私はもっと自由にはばたきたいんだ」
「家庭になんておさまっていたくないんだ」
と心は暴れ続けました。
そして今年の1月、
ビジネスセッションを重ねた上で完成した
人生のしくみ講座をリリースした直後、
少しずつ自分の違和感に気づきます。
ビジネスにガツガツして、
自分を無理してアピールして、
何とか気づいてもらおう認めてもらおうと
頑張ることへの違和感。
本当に求めている方向はそっちじゃない、
そんな声が聞こえてきました。
でも、
すぐに軌道修正できるわけではなく、
そう気づいた後も呪縛に引っ張られては、
「もっと外に出て自由に飛び回りたい」心と、
「無理してビジネスを確立したくない」心
との間で揺れ動き、苦しみました。
その後、3月に行った
ハワイで海と大自然と戯れる中で、
自分の傲慢さを思い知らされます。
「自己実現をしたい、
そのために家庭から自由になりたい」
この傲慢な声は自分の本当の望みなのか?
その問いを掘り下げる内に、
これはソウルからの声ではなくて、
エゴからの声だ、
とようやく認められるようになります。
「もっと外に出て自由に飛び回りたい」
この想いを見つめていくと、
ここでいう自由は、
「私に子育ては不似合いだ」
「私はもっと価値のある人間だ」
「私はもっと外で活躍でいる人間だ」など、
ある囚われを満たすための自由で、
真の自由ではない、
と気づくことができました。
真の自由とは、
何にも囚われていない状態。
でも…
そこまで気づきが進んでも、
なかなか煮え切らない私は、
何度も何度もエゴの声に飲まれました。
その矢先に起きた、
先日の娘の熱性痙攣。
しずまらない傲慢さをガツーンと叩かれ、
ようやく目が覚めました。
もしかして、
私は子育てを優先することを
自分に許したかったのではないか..
というか、
自己実現しないことを選択したっていいと
自分を許したかったのではないか….
半信半疑だったこの気持ちが、
こどもの日を迎える中で、
確信に変わってきている様に感じます。
ここで一つ、
大きな変化を感じるのが、
スローペースに生きることにも、
子育てママを優先することにも、
自分の学びを深めることにも、
外で仕事をすることにもしないことにも、
どれにも執着を持たないバランスが生まれた、
というところ。
自己実現に囚われて
子育てを片手間にしようとする必要もないし、
だからといって全てを子育てにかけて
自分の学びや活動をゼロにする必要もなくて、
ただただ、
今自分が置かれている流れを見つめ、
今与えられている環境から目を逸らさず、
どこか外にまだ見ぬ宝物を探しに行かないで、
今に最大限に向き合うこと。
「私」をしずめて
どこにも定点を置かずに、
「私」がどうしたいかではなくて
与えられるがままに受け入れて
流れに委ねて流れを読んでいくこと、
これが本来の望みだと分かってきました。
やっとそれを受け入れることを
自分に許すことができそうです。
子育てママであることを許せる、
あぁやっとこのタイミングが来たと、
心からの解放を感じています。
こどもの日をスタート地点に、
子育てとの向き合い方が大きく変わる予感、
マインドフルに楽しんでいきたいです。
今日も最後まで読んでいただいて、
ありがとうございました。
呪縛から解放されるその日まで、
向き合い続ける勇気を。