平穏な子育てへの道のり 前編

マインドフルな子育て術

こんにちは、さやかです。


5月も後半ですね。

アメリカの私のいる地域では、
外出禁止令の段階的解除が始まり、
世の中が少しずつ
動き出している感があります。

どんな生活が待っているのか。

流されないように気をつけながら、
心地よさを見失わない様に
過ごしていきたいなと思っています。


さて、
先日始めたインスタライブ配信。

毎週子育てや家族観
といったテーマに沿って、
心を掘り下げるマインドトーク
をお届けしています。

30分のトークはあっという間で、
お伝えしきれないお話もあるので、
文章でもアウトプットしていけたら、
と思っています。


少し前の回になりますが、
子どもへのイライラとの向き合い方
がテーマでした。

子育てから学ぶことは
本当にたくさんあります。

今回は、
私自身が子育てのイライラと向き合い、
子育てのイライラが緩んでいくまでを、
改めて振り返ってみたいなと思います。

マイルールから外れた場合のイライラ

子育てでイライラするとき、
その理由は本当に人によって様々です。

今回はいくつかのパターンに分けて、
考えていきたいと思います。

まずは、
マイルールから外れた場合に
イライラするパターン。


子どもの振る舞いは実に自由です。

まだ、
べきねばの価値観に縛られていないので、
自分の心に素直に行動する。

そうすると、
こうでなければならないという
マイルールにがっちり縛られた親は、
イライラしたりモヤモヤしたりします。

これには、
要因となる感情が色々と考えられます。

例えば、
自分は本当はそうしたいのに
そうすることを
自分は許されてこなかったから、
羨ましい気持ち。

自分はいい子で
親に反論せずに育ってきた場合、
子どもがワガママを言い続けると、
自分は母親に嫌われないために頑張ったのだから、
子どもにも頑張りなさいと思いがちだったり。


または、
マイルールから子どもが外れた場合、
将来大変なことになるという不安な気持ち。

自分は周囲へ迷惑をかけないようにすることで、
人から好かれていると思っているとすると、
子どもが他人に迷惑をかけた時に、
このまま育っては人から嫌われる子になってしまう
と焦って何とかしなくてはと躍起になったり。


私も子育てを通して、
様々な自分に気づかせてもらいました。

私の場合だと、
人気者だと幸せになれるとか、
間違えてはいけない、
何でも器用な人が愛される、
頑張らないと認められない、
と言った様な価値観が
イライラを引き起こしていました。

人気者だと幸せになれる、
何でも器用な人が愛されると思っているので、
お友達と上手に遊べないことに、
何とか改善させたいと執着したり。

間違えてはいけない
と思っていることから、
何度も同じ間違いを起こすことに、
焦燥感を覚えたり。

頑張らないと認められない
と思っていることから、
新しいことに挑戦しないとき、
このままじゃ幸せな人生が送れないと
妙にイライラしてしまったり。

そんなことが思い起こされます。


これらは、
自分と母との過去を見つめていく中で、
徐々に緩んでいきました。

自分が縛られているマイルールは、
もともと母親に影響されたもの
であることが多い。

なので、
イライラの裏にある価値観、
恐れや悲しみをクリアにした上で、
大人になった今、
その価値観を採用したいだろうか?
と問いかけていく。

また、
愛されなくなりそうで
恐くて手放せない価値観については、
過去の悲しかった気持ちや
傷ついて寂しかった経験を感じ切ってみる。

そうして、
そのマイルールが
正解の全てではないと分かり、
手放しても母に嫌われることはない

と分かると、少しずつ緩んでいきます。


母親自身も私の幸せを願って
伝えてくれた”べきねば価値観”。

でももしそれが、
自分を苦しめている価値観なのであれば、
新しい自分が心地よい価値観を選択した上で、
子どもに伝えていけたらいいですよね。

同じ幸せを願うのでも、
不安や手放す怖さから
しがみついている価値観を伝えるより、
心地よいものを伝える方が
子どもも親もお互い幸せだと思います。

私自身もまだ完全に
緩めきれたわけではありませんが、
価値観やこだわりが緩むほど、
子どものことを信じられるようになっています。

自分に似ている部分へのイライラ

次に、
自分に似ている部分に対して
イライラするパターン。

子どもが自分に似ているとき、
いい部分であれば嬉しいですが、
自分の嫌いな部分が似てくると、
焦りや不安からイライラに繋がります。

“自分が自分の嫌いな部分”。

これは、
育つ過程で家族や近しい人から、
否定された部分であることが多いです。

ちなみに我が家の場合、
上の子が私にそっくりです。

繊細なのに気が強くて、
感情のアップダウンが激しい。
承認欲求も強くて、自我が強い性格。

私自身この性格に振り回されてきたし、
実母からも怒られてばかりだったので、
良い部分とは捉えてきませんでした。

ネガティブ感情はコントロールすべき、
自分を主張しすぎるのは悪である、
そんな価値観が心の底に根づいた。

だからこそ、
我が子の同じところが目につく。

自分がダメだと思う部分に対して
自己否定を繰り返しているから、
そんな自分と同じことをする子どもに
イライラする。


なんとかしなくてはと思う。


これには、
自己否定をやめることが有効でした。

イライラしやすい自分も許す。
繊細で気にしやすい自分も許す。
承認欲求が強い自分も許す。

人間誰しも
良い面も悪い面も両方持っています。

良い面悪い面にも、
良いような捉え方、悪いような捉え方、両方ある。

そう感じることもあっていいんだと、
許して共感して認めてあげる。

そうすると、
自分がダメだと思う部分が
自分の中から少しずつ減っていき、
それと共にイライラも減っていきました。

おわりに

少し長くなったので、
続きは後編でお届けしたいと思います。


子どもは
心のままに生きているから、
色々な価値観に縛られている
親(大人)の心を刺激してきます。


その刺激に
イライラっとすることがある、
ザワザワっとすることがある。

でもこれは、
子どもが一生懸命、
”べきねば価値観”に縛られて
苦しんでいる親(大人)に、
もうその価値観は必要ない
と伝えてくれているということ。

それを学んだ時ハッとしました。

苦しんでいることを知らせてくれて、
苦しいんだからもう手放していいんだよ
と伝えてくれている。


子育ては大変なことも多いですが、
イライラする毎日に流されるのではなく、
イライラを深堀りして、
そこから自分を解放していく

ヒントにしたいですね。

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今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。

みなさんが、
心から自分を大好きになって、
ナチュラルで幸せな毎日を過ごせますように。
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