ちょっと振り返ってみてほしいのですが。
あなたはどんな時に罪悪感を感じますか?
罪悪感というのは、
本当は「こうしなくてはいけない」
と思っているのに、
その通りに行動できない時に感じるモノ。
例えば、
イライラしてはいけないと思っているのに、
怒り爆発させてしまった時とか。
ヘルシーな食事を心がけようと思っているのに、
ポテチを食べちゃった時とか。
ちゃんとやろうと思っているのに、
要領よくできない時とか。
人それぞれによって
色んなパターンがあると思いますが。
こんな感じで、
自分の「こうしなくてはいけない」に反する時に、
罪悪感はうまれます。
更には、
生きていく中で経験を重ねていくと、
罪悪感を感じないためにとっている行動、
というのもでてきて。
サボっている自分に
罪悪感を感じるのがイヤだから、
ゆっくりしたいなと思ってもサボらないで頑張る、
とか。
できない自分に
罪悪感を感じるのがイヤだから、
助けてほしいと思っても言わずに一人で抱え込む、
とか。
こうしていくうちにもう、
どんどんと自分の本心が分からなくなっていく、
のですね。
罪悪感について、
自分がそれを感じるときや
感じたくなくてしている行動を、
さまざまに観察していくと。
どんなパターンだとしても、
自分に課している
「こうしなくてはいけない」
が見えてくる。
そしてそれは、
絶対的なモノではないんですよね。
自分がそう決めているだけ。
自分が作ったルールで自分をしばりつけて、
その通りにできない自分を罰したり、
その通りにできる自分を装ったりして、
自己否定感を強めている。
この「こうしなくてはならないルール」は、
もともとは親から
譲り受けたものかもしれないし、
学校や周りから押しつけられたもの
かもしれないけれど。
でも、
そのルールを持つ、と決めたのは、自分
なのです。
「ルールは絶対的なものではない」、
ここに気づくこと。
その上で、
罪悪感を感じた時、
あるいは感じないようにしている
自分に気づいた時に、
どんな「ルール」で自分をしばっているのか、
を紐解いていく。
そのことで、
自分がどんなルールに従って、
どんなパターンで生きているのか、
が分かってきます。
私たちの行動のほとんどは無意識で、
だから実は、
同じパターンを何度も繰り返して過ごしている、
ということも見えてくるはず。
どんなパターンを繰り返しているのか、
そこに気づくことが、
自分のパターンから外れる一歩になるのです。
では、
自分のパターンから
外れることがなぜ大事なのでしょうか?
行動パターンを作り出している
「こうしなくてはいけない」
にしばられている状態は、
自分の本心が見極められない状態。
こうしたら正しいのかな?
こうしなかったら正しいのかな?
と常に外に正解を探して、
自分の声が聞けない状態なんですね。
自分の本心にフタをする生き方は、
外の「正しさ」で自分をしばって、
自分を否定し続ける生き方になる。
それって、とても苦しいです。
ありのままの自分を受け入れて、
自分の本心に素直に生きていくためにも、
自分がしばられているルールから、
自由になる必要がある。
罪悪感を感じると人は、
その罪悪感を感じたこと自体や、
罪悪感を感じないようにするにはどうしたら良いのか、
などと、
そうした上辺的なことに囚われがちですが。
なぜ罪悪感を感じているのか?
なぜ罪悪感を感じないために
本当にしたい行動とは逆の行動をとるのか?
問うべきはこっち。
罪悪感の裏に隠された、
自分自身のパターン(ルール)に気づくことが、
ありのままの自分を受け入れる一歩へとつながるのです。
ぜひご自身の心の動きを繊細に感じて、
紐解いてみてください。
たくさんの気づきが待っているから。
では、また!
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青山 さやか|
海外在住11年(テキサス州ダラス) /2児の母 /アウトドアRVer
高校3年での母との死別をきかっけに、人生とは何か?自分とは何か?についての探求が始まる。ありのままの自分で本当の自分を生きるマインドフルネスと出会い、人生が大きく変わる。自由に思い切り自分らしく、マインドフルに人生を送るマインドセットを広げるべく活動中。
マインドコーチ /マインドフルネス&ヨガインストラクター/シンガーソングライター
マインドフルライフスタジオ主催