青山さやかです。
師走ですね、
12月ってホント忙しい!!
忙しいとは、
心を亡くすと書きますが、
心を亡くすとは、
忙しさで今ここを見失ってしまうこと。
今ここに真実があるこの世界で、
今ここを生きられていない以上、
真に生きていることにはなりません。
忙しい師走は心を見失わない様に、
内にしっかりと意識を向けて、
走り抜けたいですね。
今回は、
「ありのまま」について、
お届けしたいと思います。
ありのままの自分とは何か
”ありのまま”って、
何だと思いますか?
♪ありのままの〜姿見せるのよ〜…
Disney映画で有名ですが、
ありのままの姿って何でしょうか?
そのままの私?
そのままって何だろう?
持って生まれた素質や性格のこと!?
「ありのまま」とは言い換えると、
ゼロ・無・自己本質・今この瞬間、
そんな表現になります。
ありのままの自分とは、
自分が「私」だと認識している、
外側の自分を全部切り離した後に残る、
自分の「存在本質」のこと。
自分の身体や心も含めた素質は、
本当のありのままの自分ではありません。
どんな「自分らしさ」と思っている部分も、
自分ではないと認識した先にある、
ゼロになった自分=存在源がありのまま。
よく、
自分軸を確立すると言いますが、
この自分軸自体も”ありのまま”ではなく、
自分の歪んだ認識が反映されたものです。
歪んだ認識とは、
陰陽の相対で成り立つこの世界で、
陰か陽かに偏っている状態のこと。
陰でも陽でもなく、
そのどちらも捨てている、
陰陽が統合されて中庸に位置する部分に、
ありのままが在ります。
ジャッジとありのまま
ありのままが見つめられずに、
陰か陽かに偏っている状態というのは、
モノゴトをジャッジして、
それに執着している状態です。
生きづらさの全ての要因は執着。
執着を手放すためには、
ジャッジを手放す意識が重要です。
ジャッジを手放して、
ありのままを見れる様になるとは、
どういうことか。
先日、
ホテルに宿泊した際に、
室内プールで泳いだのですが、
水が冷たい….っ!!!
でも、
「冷たい冷たい〜」と、
冷たい=苦しい=イヤだ、
と押し退けようとするのは、
ジャッジに囚われていく状態です。
そうではなくて、
冷たさを冷たさとして、
ただただ感じてみる。
そうすると、
プールの冷たさの感じ方が、
イヤだとジャッジしていた時とは、
不思議なほどに違います。
「冷たさ」をただの冷たさとして感じると、
こんな冷たい水に入れるわけがない、
という思考が消えて、
冷たいけれどもプールに入れる。
この経験から、
普段どれだけ無意識に
ジャッジをしているか、
が分かります。
そして、
そのジャッジをすることで、
ありのままではない事実を、
事実として認識してしまっているか。
私たちは、
いい状況に囲まれているといい気分に、
悪い状況に囲まれていると悪い気分に
なるという傾向があります。
ジャッジをするということは、
その世界に閉じ込められてしまう、
ということです。
この問題点は、
いい状況に囲まれること=幸せと思い込み、
その完璧な理想の世界を
見つけ出そうとしてしまうこと。
でも、
いつもいいことだけが起きる人生、
というのはあり得ません。
となると、
理想の世界に生き続けようと
必死にコントロールすることは、
川の流れに逆らって泳いでいるのと
同じ状態です。
大切なことは、
ジャッジする思考自体を手放して、
どんな環境にいても「完全である」
と心から反応できること。
ありのままの状況、
ありのままの相手、
を見れる様になることです。
そのためには、
ジャッジするたびに、
ジャッジする自分に気づく、
ということがとても大事。
ジャッジを手放して、
ありのままを見つめられるようになると、
この世界のありのまま
=つまりは全てが気づきであり愛である、
ということが深く理解できる様になるのです。
おわりに
偏った心を中心に取り戻すためには、
その偏ったフィルターに気づき、
ゆるめていくことは必要です。
でも、
どれだけフィルターを磨いたとしても、
この世界を見ようとする時にどうしても、
何かしらのフィルターが起動してしまう、
という事実もあります。
フィルターを通して世界を見ている時点で、
ジャッジしている状態なので、
真ん中な捉え方ではありません。
フィルターを磨いていく先に、
「全てのクセ(フィルター)を手放すこと」、
最終的にはココが大事です。
でもまずは、
フィルターを通さずに
この世界を見ようとするのではなく、
都度自分のフィルター(クセ)に気づき、
それを客観的に見つめる視点
=中心に在る視点を見失わないこと。
ここから始めて、
その気づくスピードを上げていくこと、
が大事なステップになります。
そのうちに、
フィルターを起動させることなく、
世界をありのままに見れる境地へ、
たどり着いていくのだと思います。
今日も最後までおつきあいいただき、
ありがとうございました。
陰陽が統合され、
ジャッジの世界から飛び出せます様に。