こんにちは、さやかです。
昨晩のこと。
約束の時間になっても
TVを見続けようとする息子(5才)ともめて、
最終的にどなりつけてしまいました。
約束を守ってもらえなくて
悲しかったなぁと自己共感しつつ、
怒りと同一化してしまった自分を
見つめ直してみました。
約束を破られたこともそうだけど、
息子が、
「くずることで母親をコントロールしよう」
としてくることもイヤだった。
相手の中にある要素は
必ず自分の中にある要素の写し鏡なので、
「私の中に”コントロールしたい”気持ちがある」
ということになります。
そんなことを考えている中で、
ふと思い立って手元にあった、
『親と子のアドラー心理学』
という本を読んでみることにしました。
この本は、
数年前に買ったまま、
読み進められずにしまい込んでいたもの。
このタイミングで、
『親と子のアドラー心理学』を読んでみて、
子どもと向き合うことについて、
改めて考えさせられました。
4つのキーワード
この本では、
著者の奥様の育児日記を元にした実例を用いて、
アドラー心理学に基づいた子育てを
丁寧に説明してくれています。
ベースとなるのは4つのキーワード、
「尊敬」「共感」「信頼」「勇気」。
尊敬すること、
共感すること、
信頼すること、
勇気づけること。
自分の子育てを振り返ってみて、
この4つのキーワード、
実践できてこなかったな、と痛感。
私の中にずっとあった、
「子育てなんかより、
自分のすべきことがある」
「子育てすることよりも、
自分の自己実現に向かっていた方が、
よっぽど人生において価値がある」
そんな価値観。
もちろん、
子育てをしているからこそ学べること、
それは分かります。
でも、
心の根底ではどうしても、
子育てや家事<仕事という価値観を
手放せずにいました。
そんな中では、
”尊敬/共感/信頼/勇気”とまで、
子どもと丁寧に向き合えていなかったな、と。
でもここ最近少しずつ、
今を受け入れる、
価値判断をやめる、
ができるようになって。
それと共に、
子育てに向き合う姿勢も少しずつ、
変わってきているように感じます。
この4つのキーワードを軸に、
改めて子育てと向き合ってみたいと思いました。
意識を合わせる
慈悲心やインタービーイングという言葉、
聞いたことあるでしょうか。
”全てのものは繋がり合って存在する”、
という意味の言葉。
自分と他者を区別しない意識のこと。
マインドフルネスの創始者である、
ティクナットハーンの言葉に、
=====
全ての現象は空である
生じることも滅びることもなく、
汚くもきれいでもない
全てのモノの本質に差はありません
他の人を自分と同じように愛する
そうした時、あなたは幸せな人となれる
=====
という言葉があります。
これがこの本で書かれている、
子どもへの尊敬、共感、信頼と、
同じことだと感じます。
本書の中でも、
”大切なのは、
初めから批判的に観察せず、
子どもの心に寄り添って観察すること”
”「子どもには通じないだろう」
と勝手に決めて、
子どもの素振りになんでもかんでも
反応するやり方をしません”
”失敗に対して「あの子はかわいそう」
と同情することはありません。
子どもがチャレンジしたことに共感し、
「あの子に打撃があったかもしれないが、
耐える力がある。それ以上に貴重な学びに繋がる」
と信じて、尊敬の念をもって見守ること”
と書かれています。
自分の目線に囚われずに、
相手の立場に立って意識を合わせる。
これ、実際やろうとすると、
なかなか難しいんですよね。
でも、
まず自分、
そして家族、
そして社会の順番、
とはよく言われる通り、
まずは自分を知ることから始めてみる。
自分自身を丁寧に観察して、理解する。
自己理解が深まることで、
子どもや家族、そして社会に対しても、
意識を合わせることが可能になってくるのだと思います。
おわりに
アドラー独特の考え方もありましたが、
全体的にとても納得感があり、
すぐに実践したいことも多くありました。
”ものごとがスムーズにいかないことや、
あなたのやりたいことを阻むものでさえ、
その存在のお陰で問題解決に向かって
試行錯誤のチャンスをもらえたことで感謝に値する”
”大人から見たらいたずらでも、
子どもにとっては立派な遊びです。
好奇心を発揮して、みずから行動しています”
本当にその通りだな、と思います。
子育ては毎日のことなのでついつい、
客観視する姿勢がおざなりになって、
感情に揺さぶられるまま、
自分目線で子どもをジャッジしがち。
でも、
視野を広げて、多角的視点から、
子どもを見守ることが大切ですね。
では、また!
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青山 さやか|
海外在住11年(テキサス州ダラス) /2児の母 /アウトドアRVer
高校3年での母との死別をきかっけに、人生とは何か?自分とは何か?についての探求が始まる。ありのままの自分で本当の自分を生きるマインドフルネスと出会い、人生が大きく変わる。自由に思い切り自分らしく、マインドフルに人生を送るマインドセットを広げるべく活動中。
マインドコーチ /マインドフルネス&ヨガインストラクター/シンガーソングライター
マインドフルライフスタジオ主催