青山さやかです。
自己本質とエゴの融合を感じながら、
過ごしているここ最近。
本気で生きることや真剣さについて、
理解が深まっています。
過去を振り返って、
本気で生きることや真剣さの、
何を履き違えてしまっていたために、
苦しい想いをしてきたのか。
今回はその辺を
整理していこうと思います。
不足感と向き合う
高校3年性で母を亡くした私は、
大切な人の命の終わりを目の前にして、
本気で人生を生きると決めました。
一瞬も無駄にせずに、真剣に、
与えられた命を生き切ろう、と。
そして、
毎日に必死になりました。
やることを詰め込んで、
予定を詰め込んで、
課題を詰め込んで。
より多くのことを経験をして、
より多くのスキルを身につけて、
より高く、より素晴らしい自分になろうと。
バイクに引きずられるように忙しくして、
必死に必死に生きてきました。
でもそれは、
常に満たされない生き方でした。
常に未来を生きているようで、
今を今として生きられていなくて、
目の前のことを大切にできていない、
そんな感覚がいつもありました。
生き急ぐつもりはないのに、
生き急がずにはいられない。
自分の心と向き合い、
人生の学びを重ねる中で、
不足感を埋めるための生き方は、
いつまでも満たされない生き方と学びます。
そこから、
不足感を埋めるために頑張ること
をやめました。
もうすでに存在として完璧なんだから、
この世界は完全性のもとにあるんだから、
不足感を埋めるために生きなくていい。
世界の完全性を学び、
少しずつ腹落ちさせていく中で、
徐々にその理解が進んでいきました。
どんな自分も受け入れる、
その上でより良い自分であるために、
ワクワクするエネルギーで生きていく、
それでいいんだ。
そうして、
不足感を手放していくことで、
生きづらさや焦燥感、
なぜ生きているんだろう?
という虚無感は日々緩んでいき、
人生をより豊かに、
味わえるようになりました。
ただただ今を生きる
でもそれでも、
どこか心の底の方にいつもある、
「生き急いでいる感」は否めませんでした。
何かになりたい、どこかにたどり着きたい。
そんな気持ちがあるから、
やりたいことリストがこなせないと焦るし、
自己実現以外のことに時間を割けない、
家族を優先すると自己犠牲を感じてしまう、
そんなモヤモヤが拭いきれませんでした。
ただただ、
人生を本気で生きたいだけなのに、
なかなかうまくいかない。
一生懸命生きるには、
本気で無我夢中に生き切るには、
「何かになるために必死になる」
ことをせざるを得ない自分がいました。
本気で生きるって何だろう?
真剣に生きるって何だろう?
探求を重ねて行き着いたのは、
本気で真剣に生きるということは、
「量より質だ」ということでした。
どれだけ何をやれたかではなくて、
その瞬間をどれだけ濃く過ごせているか、
その濃さ=人生の本気度ということ。
その瞬間を濃く生きるとは、
「私」が価値のあると思っている/
そう思い込んでいることをすることではなく、
その瞬間瞬間を限りなく感じること。
5感を使って際限なく味わうこと。
ただただ今この瞬間に、
マインドフルにあるだけ。
ただそれだけ?
もっと本気っぽさがほしい!
最初は私もそう思っていました笑
でも、
「ただただ今にある」を探究するうち、
そのただただであることがどれだけ難しく、
本気でないとできないかに気づきます。
「ただただ今にある」にはまず、
モンキーマインドである思考を、
ストップさせる必要があります。
1日のうちどれだけ思考に囚われているか、
これを乗り越えることも結構な試練です。
そして、
「ただただ今にある」には
集中し過ぎてもリラックスし過ぎても、
今を見失ってしまうので、
集中とリラックスが究極にバランスした状態
でないとならない。
集中しよう!と思って集中すると、
集中し過ぎになって力んでしまい、
囚われが強くなって意識が今になくなります。
また、
リラックスし過ぎてしまうと、
エゴへのコントロールが外れてしまうので、
これまた意識が今になくなる。
集中とリラックスが融合した状態とは、
集中しよう!と集中している時の感覚を、
身体全体に広がらせていく感覚です。
一点集中の意識はうすれて、
全体を感じて力が抜けているけど、
神経は研ぎ澄まされて、
意識はビーンと張って超クリア、
そんな感覚。
真剣に本気で生きるということは、
↑この感覚を持って、
一瞬一瞬を生きることです。
真剣に本気で生きるために、
良い状態に向かおうとする必要もなく、
変化をしようとする必要もなく、
意識を上げようとする必要もない。
必死に高みを目指して、
力んで詰め込んで追い込んで、
前のめりになる必要はないのです。
今の一瞬を濃く深く生きることで、
成長していたり、
変化していたりといった、
結果がついてくるかもしれません。
でも結果ありきで生きることは、
未来を生きてしまっているので、
今の一瞬を濃く生きることができず、
本気で生きることから遠ざかってしまいます。
ここの理解が進むと、
前のめりな上辺の本気から、
真の意味での本気の人生へ、
シフトしていくことができる。
そう実感しています。
おわりに
少し前の記事ですが、
本気とやる気のエネルギーについて、
これも何かのヒントになれば幸いです。
今日もおつきあいいただき、
ありがとうございました!
誰もが今に夢中になり、
生き切ったと思える人生になりますように。