こんにちは、さやかです。
このところ、
「全体性や一体感」、
つまりは私は私、あなたはあなた、
自分は全体の一部だということについて
考察する機会が増えています。
もともとは、
人類全員敵！とまで感じていた私が、
全体性を理解する道のり。
なかなか長い道のりでしたが、
だいぶ先が見えてきました。
全体性を理解するステップ
周りはみんな敵だと感じるのは、
私の負けず嫌いな性格からきていましたが、
もっと根底を見つめていけば、
「私」という強いエゴの意識が要因。
エゴの意識は、
分離フィルターをかける意識なので、
私とあなたは分け隔てのある違う個体、
という意識が根付いていきます。
見た目的にはもちろん違う個体ですが、
本質をみていくと
本当はどんな存在もイコールで、
分け隔てないものであるはず。
でも、
そこを分離して認識をして、
更に自分は正しいあなたは間違っている、
などと分離を進めていくのが、
エゴの意識ということになります。
この分離の意識から解放されるには、
どうしたらいいのか？
自分のエゴの意識＝分離の意識
＝自分が囚われている正しさ(思考)
を見つめ、
「私」フィルターを通しているから
モノゴトがそう見えることを理解していくこと。
自分のフィルターに
気づくことをひたすら積み重ね、
そのフィルターとの同一化を外して
一歩下がって観察できる力を育むことです。
そうすると、
どんなモノゴトもフィルターを通して
ジャッジしていく必要はないと分かり、
ジャッジをしないことで
分離の意識からの解放につながっていく。
私自身も、
これを何度も繰り返してきて、
分離感はかなり薄れてきました。
分離の方向性と、
全体性や一体感という方向性、
これを常に見極めていくことが
とても大切だと感じます。
視点を上げて本質を捉える
この世界で生きていると、
本当にさまざまな考え方、
捉え方/価値観に出会います。
そして人は、
それぞれに良いと思う考え方を採用して、
それぞれがその世界観で生きている。
それでもちろんいいのですが、
ただどうしてもそれぞれが
自分の正しさをかざしてしまう時、
分離が起きてしまいます。
この世の中において、
どんな役割もすばらしい
どんな役割も必要
どんな考え方を担う人生でもいい、
と心から思えているでしょうか。
例えば私でいうと、
私はヨガの考え方を採用しているので、
「ヨガの考えに生きている人は
すばらしいけど、そうでない人はダメ」
といったように考えてしまう、とか。
(フラットに考えるように意識していますが、
ふとそう思いがちな自分に気づくことがあったり)
こういった分離って、
よく見かけますよね。
ではこれをどのように捉えると、
分離していく方向ではなく、
お互いが尊重して許して認めて
受け入れる方向へいくのでしょうか。
これって、
全ての人間関係で言えることですが、
常にモノゴトの本質を捉えていくこと、
これに尽きる。
例えば、
みんなが抱えている問い、
「幸せになるにはどうしたらいい？」
を例に考えてみます。
この質問に対して、
「ヨガの学びをすること
（ヨガの考えこそ正しくてその他は間違っている）」、
という解答をしてしまうと、
これは分離の意識になってしまいます。
そうではなくて、
幸せになるには、
「すでに幸せだということを理解すること」
「何もない自分で完全だと理解すること」
という解答にしてみる。
そうすると、
抽象度が上がるので、
誰しもに当てはまる答えになり、
分離の意識から解放されることが分かります。
その上で、
「そのためにヨガの考え方が役に立つかもね」
というスタンスであること。
やり方/方法はこの世の中に山ほどあるので、
そこにはどうしても分離が起きます。
でも、
抽象度を上げて本質で会話をすると
分離の意識が消えるのです。
相手との分離を終わりにして、
相手を受け入れられるようになるには、
視点を広げ視座を上げて
モノゴトの本質を捉えていくこと。
人生は具体を見るほど複雑になり、
抽象度を上げるほどシンプルになります。
シンプルな視点で生きるほど
相手との共通項を感じやすくなるから、
相手を受け入れられるようになり、
全体性や一体感の中に生きられるのですね。
おわりに
ジャッジしないように意識していても、
人は無意識に瞬間的にジャッジをしています。
一体感を感じたいという
本心からの声に耳を傾けながら、
人間の根深い分離フィルターと
ひたすら向き合っていくこと。
この地道な理解の積み重ねが、
分離フィルターからの解放への道を
少しずつ確実に進めてくれます。
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。
全体性の理解が進みますように。