自立が孤立にならないために

人間関係の紐解き

こんにちは、さやかです。



突然ですが、
「自立」って
どんなイメージがありますか?



子どもを育てる過程で、
親は少なからず「自立」という言葉を
意識するのではないでしょうか。



ちゃんと自分の足で立てるように、
自分の力で生きていけるように、
自分で考えて自分で稼いで
1人でもちゃんと生きているように、
と。



逆に考えると私たちはみな、
「自立」を促されて
育てられてきたのかもしれません。



でもこの、
「自立」という言葉、
言葉の本質を捉え違えてしまうと、
「孤立」になりかねない。



今回は「自立とは?」
についてお届けします。



自立と孤立と独存

自立することが大切、
というのはもちろんその通りです。



周りに依存してばかり、
周りのせいにしてばかり、
周りからもらってばかり、
というでは、

自分の人生を生きられない。



やはり、
自分の力で立てること、
はとても大切です。



「自分の力で立つ」
というのはどういう状態かというと、
自己責任で生きている状態



自己責任で生きていくには、

目の前に起きるどんな現象も
自分の意識の反映と捉えること


です。



どんな時も、
自分が人生の責任者であり、

どんなイヤなことも周りのせいにせず
常に自分に立ちかえって考える、
インサイドアウトな考え方で生きること。



そうでないと、
人生を通して何の理解もない、
ただ流されるだけの人生になってしまいます。



なので、
自己責任で自立して生きる、
この意識は人生においてとても大切です。



ただ、
この自立/自己責任の意味を
捉え違えてしまうと、

誰にも頼らずに
自分の人生を抱え込まないとならない


と「孤立」してしまいます。



私は1人でお金を稼がなくてはいけない
私は人に迷惑をかけてはいけない
私は1人で頑張らないといけない
私は誰にも頼らなくても大丈夫…



自立を捉え違えると逆に
「私」エゴ意識が強くなり、
相手との分離を生んでしまうのですね。



では、
自立が孤立にならないためには
どうしたらいいのか?



それは、
「私」という意識を
しずめていくこと
です。



自己責任で生きるにしても、
孤立の意識を弱めるにしても、

根底に共通するのは
「私」がしずまっていること。



「私」が正しくて
悪いのは相手や環境と、
「私」意識が強くなれば
自己責任で生きられていないし、

「私」はあなたの力は借りないと
これまた「私」意識が強くなれば、
孤立の方向に向かってしまう。



だから、
「私」意識をしずめていくこと。



そのことで、
孤立しているのではなく、

インサイドアウトという意味での
自立で生きられている、
という状態につながるのです。



金銭的な自立の必要性

少し話は逸れますが、
親目線での「自立」というと、
金銭的な自立がまず思い浮かぶ
のではないでしょうか。



ではこれは、
必要なのかどうか?



この部分は”やり方”の部分なので、
人によって状況によって異なります。



金銭的自立が、
精神的自立を促すこともあれば、
そうならないケースもあるということ。

(促すケースが比較的多いかもしれませんが)



どんなことにおいても、
やり方に絶対的な正解はないので、
その人の今を見極めることが大切です。



その前提として、
「自立」という言葉の本質を
しっかりと捉えておくこと。



言葉というものは多面的で
とても奥が深いものです。



ぜひクリアに腑に落ちるまで
探求してみてください。



おわりに

そもそも、
「人は1人では生きていない」
ここを忘れてはいけないと思います。



誰もが誰かしらに
支えられて生きているのだから、
周りへの感謝を忘れないこと。



その意識でいられたら、
「孤立」していくことはないはずです。



自分の力で立ちながらも
必要あれば助けを求められる、
そんな真ん中にいられるかどうか。



独存ではあるけれども分離ではない
そんな執着のない「自立」を
深めていきたいですね。



今日も最後まで読んでいただいて、
ありがとうございました。

執着を手放していけますように。

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