大好きなのに冷たくしてしまう理由

人間関係の紐解き

こんにちは、さやかです。



親子や夫婦関係において、
大切な相手なはずなのに、
冷たくしてしまって苦しい…

そんな悩みって多いように感じます。



「大好きなのに冷たくしてしまう」、
これは一体どうしてなのでしょうか?



今回はそんな心を
紐解いてみたいと思います。



自分を責めるのが苦しい

私たちは小さい頃から、

イライラしてはいけない!
不機嫌になってはいけない!
ワガママ言ってはいけない!

と言われて、

そんな自分にならないように、
必死に頑張ってきました。



だから、
そうやって必死に頑張るのに
そうなれない自分がいる時、
私たちはすごく自分を責める



相手にイライラしてしまったり、
機嫌が悪くなってしまったり、
愛のない行動をとってしまったり、

そんな自分が出てきてしまったら
自分に対してすごくがっかりするのです。



そうして何度も何度も
自分にがっかりして傷ついていくうちに、

だんだんと最初からがっかりする機会を
避けようとするようになります。



つまり、
やさしくしようとして
できない自分を見たくないから、
最初からやさしくするのをやめる
ということ。



私自身も、
ワガママな自分や機嫌の悪い自分は
ダメだと思い込んで、

そんな自分が出てこないようにと
必死に自分と向き合ってきました。



それでも夫や子どもに対して
イヤな自分が出てきてしまう時、
そんな自分にすごくがっかりする。



それを何度も繰り返していくと、
ずっとやさしい自分であれない
自分を責め続けるのが苦しすぎて


やさしい自分であろうとするのを
やめるようになったことがありました。



無意識に相手と
心の距離を作るようになった。



自分にがっかりしたくないし、
相手にもがっかりされてくないし、
もうこれ以上自分を
責め続けるのは苦しいから




相手にがっかりされるくらいなら、
もう最初から冷たい人として生きていよう

そうしたらがっかりする相手を見て
傷つくこともないだろう、
と。



これ以上自分のダメなところを
見るのがイヤだからこそ、
相手と距離を置くようになる


これが、
大好きなのに冷たくしてしまう
行動のカラクリです。



問題から目をそらさない

でもこれって、
自分の心に蓋をしている状態で、

「うまくできなくても相手と関わることより、
自分が自分を責めないでいられること」

を選んでいる状態。



つまりは、
行動し続けることよりも、
行動しないで失敗しないこと


を選んでいる状態です。



でもそれでは、
根本にある問題は解決していないので、
ずっとモヤモヤが続きます。



本当の問題はどこにあるのか。



どんなに苦しくて目を背けたくて
逃げたいと感じる時でも、

本質的な問題から目を背けていては
人生を前に進めることができません。



どうしていちいち傷つくのか、
どうして自分を厳しく責めるのか、
どうして自分の心を閉ざそうとするのか、

ここに共通することは何なのか。



相手に冷たくして
傷つかないようにしているその根底には
一体どんな問題が根付いているのか、

そこに目を向けていくことが大切です。



ジャッジメントの意識

問題の共通項の一つに、
ジャッジメントの意識があります。



冒頭に、

>相手にもがっかりされてくないし、
>もうこれ以上自分を責め続けるのは苦しい

と書きました。



これは、

「あなたが常にイライラせずに
過ごしてほしいって言うから、

めちゃくちゃ変わろうと努力したけど、
でも変われない、もう無理だよ…」

という相手への嘆きに感じますよね。



でも、
誰が自分にがっかりしているのか?
というと、

自分が一番自分にがっかりしている
のですね。



イライラする自分はダメ、
機嫌が悪くなる自分はダメ、
ワガママな自分はダメなどと、

自分をジャッジして
一番責めているのは自分




良い自分であるかどうかを
常にジャッジして、
一番監視しているのは自分。



環境や相手のせいではなくて、
自分が自分のことを許せていない、


自分で自分のことを常に裁いているから
苦しくなる
のです。



自分へのジャッジを見つめること

ここがすごく重要です。



そこがリリースできたら、
結果的に相手へもやさしくなれるし、
結果的に愛をもって接するようになれる。



「いつもやさしくいなければ」と
そうなれない自分を苦しく思って、
相手と距離を置くような選択をせず、

自分へのジャッジを見つめること」、
ここから解決の糸口を見つけてみてください。



相手に許してもらう

とはいえね、
自分をジャッジするクセって、
長年のクセなので
すぐにはなくならないものです。



だから、
「自分へのジャッジを見つめる」
を積み重ねる最中で、

「相手に許してもらう」ことを
体感することはとても有効です。



「どうしてもイライラしやすくて、
嫌な気分にさせることがあるかもだけど、
本当は愛してるんだよ」
と伝えてみるとか。



「本当はいつもやさしくありたいけど、
それが人よりも本当に難しくて。

嫌な気分にさせることもあると思うけど、
それでも許して受け入れてほしい」
と伝えてみるとか。



私の場合、
怒る自分はダメだと思っていましたが、

家族に理由を言ったり、
フォローをするようになってから、

「そんな時もあるよね」
「やれやれだよ、お母さんも」
「それでも大好きだよ」

と許してくれるようになりました。



許されていると思ったら
自分へのジャッジも少し緩んで、
相手を許しやすくもなった




ダメだと感じる自分も許してもらいながら、
自分へのジャッジと向き合う練習を重ねていく。



「相手に許してもらうこと」は、
ジャッジをゆるめることのサポートにも
つながっていくと感じます。



おわりに

家族や子供に対して、
なぜか冷たく接してしまうとき。



冷たく接してしまうことの裏には、
実は愛情があるように感じます。



本当は愛したい、
本当は笑顔で接していたい、
本当は優しく接していたい、
みたいな。



相手を愛しているからこそ、
相手を大切に思うからこそ、
そうできない自分を苦しく感じる。



そんな自分の中にある
「愛」にも気づきながら、
ジャッジメントの意識と向き合ってみると
見えてくることがあるのではないでしょうか。



今日も最後まで読んでいただいて、
ありがとうございました。

自分のことを心から許せますように。


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