大好きなのに冷たくしてしまう理由

人間関係をラクにする

こんにちは、さやかです。



親子や夫婦関係において、
大切な相手なはずなのに、
冷たくしてしまって苦しい…

そんな悩みって多いように感じます。



これは一体、
どうしてなのでしょうか?



今回はそんな心を
紐解いてみたいと思います。



自分を責めるのが苦しい

家族や子供に対して、
なぜか冷たく接してしまう。



冷たく接してしまうことの裏には、
実は愛情があるように感じます。



本当は愛したい、
本当は笑顔で接していたい、
本当は優しく接していたい、
みたいな。



相手を愛しているからこそ、
相手を大切に思うからこそ、
そうできない自分を苦しく感じる。



私たちは人間なので、
感情があり、思考があり、
それらは常に動き回ります。



だから、
ずっと機嫌がいいとか、
ずっと調子がいいとか、
ずっとやさしくいられるとか。



そうやって何か一つの状態に
自分をとどめておこうとするって
すごく難しい。



機嫌がいい時もあれば
機嫌が悪い時もあって、

調子がいい時もあれば
調子が悪い時もあって、

やさしくなれる時もあれば
優しくなれない時もある、
それでいいはずです。

(それを相手にぶつけていいかは
また別の問題になりますが)




でも、
小さい頃から、

イライラしてはいけない!
不機嫌になってはいけない!
ワガママ言ってはいけない!

と言われて、
そんな自分にならないように、
ならないようにと必死に頑張ってきた。



そうやって必死に頑張るのに
そうなれない自分がいる時、
私たちは自分自身を責めます。



相手にイライラをぶつけてしまったり、
機嫌が悪くなってしまったり、
愛のない行動をとってしまったり、

そんな自分が出てきてしまったら
自分に対してすごくがっかりする。



私自身も、
ワガママな自分や機嫌の悪い自分は
ダメだと思い込んで、
そんな自分が出てこないようにと
必死に自分と向き合ってきました。



それでも夫や子どもに対して
そんなイヤな自分が出てきてしまうと、
自分にすごくがっかりする。



それを何度も繰り返すうちに、
ずっとやさしい自分であれない
自分を責め続けるのが苦しすぎて

相手に最初から優しくするのを
やめるようになりました。



無意識に相手と
心の距離を作るようになった。



自分にがっかりしたくないし、
相手にもがっかりされてくないし、
もうこれ以上自分を
責め続けるのは苦しいから




相手にがっかりされるくらいなら、
もう最初から自分はやさしくない
冷たい人として生きていたら、
相手ががっかりして傷つくことないだろう、
と。



これは、
イヤな自分を見たくないから
自分の本心に蓋をしている状態で、

「うまくできなくても愛することより、
自分が自分を責めないでいられること」

を選んでいる状態。



つまりは、
行動し続けることよりも、
行動せずに失敗しないこと


を選んでいる状態。



でも、
もともとのスタートは、

>本当は愛したい、
>本当は笑顔で接していたい、
>本当は優しく接していたい、

なので、
ずっとモヤモヤが続きます。



本当は愛したい、
愛せるように努力したい、
愛するという行動をし続けたい。



まずは強がるのをやめて、
自分の原点に気づくこと、
これが大切な一歩になります。



自分で自分を許すこと

>相手にもがっかりされてくないし、
>もうこれ以上自分を責め続けるのは苦しい

と書きました。



これは、

「あなたが常にイライラせずに
過ごしてほしいって言うから、
めちゃくちゃ変わろうと努力したけど、
でも変われない、もう無理だよ…」

という相手への嘆きに感じますよね。



でも、
誰が自分にがっかりしているのか?
というと、

自分が一番自分にがっかりしている
のです。



イライラする自分はダメ、
機嫌が悪くなる自分はダメ、
ワガママな自分はダメなどと、
自分をジャッジして
一番責めているのは自分。



良い自分であるかどうかを
常にジャッジして、
一番監視しているのは自分。



環境のせいでも相手のせいでもなくて、
自分が自分のことを許せていない、
自分で自分のことを常に裁いているから
苦しくなる
のです。



自分が自分を責めて苦しいのに、
それを引き起こしているように感じる
相手や環境への対応を変えても、
本質は何も変わらない。



自分を心からゆすること、
自分へのジャッジをストップすること

ここがものすごく重要です。



そこが解放されたら、
結果的に相手へもやさしくなれるし、
結果的に愛をもって接するようになれる。



いつもやさしくあるという
相手の期待に沿えない自分を苦しく思って、
相手に冷たく接するような選択をせず、

「自分を許し続けること」、
ここから解決の糸口を見つけてみてください。



相手に許してもらう

とはいえね、
自分をジャッジするクセって、
長年のクセなので
すぐにはなくならないものです。



だから、
「自分を許す」を積み重ねる最中で、
「相手に許してもらう」ことを
体感することはとても有効です。



「どうしてもイライラしやすくて、
嫌な気分にさせることがあるかもだけど、
本当は愛してるんだよ」
と伝えてみるとか。



「本当はいつもやさしくありたいけど、
それが人よりも本当に難しくて。
嫌な気分にさせることもあると思うけど、
それでも許して受け入れてほしい」
と伝えてみるとか。



私の場合、
怒る自分はダメだと思っていましたが、

家族に理由を言ったり、
フォローをするようになってから、

「そんな時もあるよね」
「やれやれだよ、お母さんも」
「それでも大好きだよ」

と許してくれるようになりました。



許されていると思ったら、
相手を許しやすくなって、
心から愛情も湧いてきやすくなった




相手に対して、
罪悪感を感じている状態は、
相手を敵だと思っているのと同じ。



相手を敵だと思っていると、
自分の失敗を
許してくれるはずがないと思うので、
心の距離は開くばかりです。



相手とのコミュニケーションを通して、
不足している自分を許してもらうことで、
相手を味方に感じられるようになること。



そうすることで、
ムダに冷たくしたりとか、
ムダに壁を作ったりとか、
そんなことをせずにいられます。



本当はずっとやさしくいたいけど、
それができない自分も許してもらいながら、
傲慢な自分と向き合う練習を重ねていく。



「相手に許してもらうこと」は、
自分を許すことのサポートにも
確実につながっていくと感じます。



おわりに

負の感情の扱い方って、
むずかしいですよね。



だってみんな、
イヤな気分になりたくないし、
暗い雰囲気にいたくないし、
楽しくいたいから。



でも、
ここにもジャッジがある。



イヤな気分だから不幸せ、
いい気分だから幸せ、
ではなくて、
事実をただ事実として捉えられる
中心軸を育むことです。



いいことも悪いことも
理由あって起きているということ。

(まぁ、
機嫌が悪くなっちゃう方としては、
どうしても相手に対して
罪悪感を感じてしまうモノですが)



でも、とにかく、
ジャッジをしないことです。



それがモノゴトを
確実にシンプルにしてくれます。



今日も最後まで読んでいただいて、
ありがとうございました。

自分のことを心から許せますように。


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