こんにちは、さやかです。
アメリカは三連休でした。
ほぼほぼ雨模様でしたが、
晴れ間に州立公園に行ったり、
ヨガ哲学の学びを深めたり、
庭小屋作りをして過ごしていました。
自然に触れる時間と学びの時間。
感覚と思考の時間。
右脳優位の時間と左脳優位の時間。
このバランスが人間にとって、
とても重要なんだということを感じています。
今回は右脳と左脳についての学びを、
お届けしたいと思います。
左右脳の鮮明なイメージ
TEDという番組で、
脳科学者のジル・ボルト・テイラーさんの
お話を聞きました。
画面から目を離せなくなるとは
このことかという程、
私にとって衝撃的なお話でした。
この動画、おススメです。
ジル・ボルト・テイラーのパワフルな洞察の発作
字幕付きで20分程度のものなので、
ちょっとした隙間時間にぜひご覧ください。
脳科学者である彼女は、
ある日左脳内出血を起こし、
左脳の機能が失われいく中で、
２つの状態を体験します。
右脳と左脳が機能している状態と
右脳だけが機能している状態。
動画では、
この２つの状態の体験を通して、
左脳と右脳が世界をどう捉えているのか、
彼女が体験した世界をシェアしています。
これがとても面白い。
右脳は感覚で、左脳は理屈、
という左右脳の働きの違いを知ってはいたものの、
ここまでリアルにイメージして、
違いを理解したのは初めてでした。
この彼女の講義を通して、
この世界をこの世界だと捉えているのは、
左脳の認識力があるからこそだということが
鮮明にイメージできるようになりました。
左脳によってそう捉えているだけのことを、
人は全てだと思い込みがち。
左脳で捉えていることが全てだと思うから、
思い込みや価値観に縛られたり、
悪いクセから抜け出せなくなったり、
人生が苦しくなっていく。
思考で考えて、
その思考の声の世界に
どっぷり浸かってしまう状態は、
視座が低く、視野が狭い状態です。
ヨガの言葉で言うと、
自我に囚われている状態。
だからこそ、
自分を客観的に見る力が、
思考という狭い世界から脱して、
感覚の世界とのバランスを取っていく上で、
とても大切なのだと分かります。
世界は95％程度目に見えないものであり、
目に見えているものは5％もない、
と言われています。
脳科学の世界だけ見ても、
脳のことで分かっていることは数パーセントで、
後の大半は解明できていない状態だそうです。
宇宙のことも同じく、
分かっているのはほんの少しで、
ほとんどはダークマターと言われている。
世の中には分からないことがそれだけあるのに、
自分が認識してこうだと思いこんだことが、
生きている世界の全てになってしまうことが
往々にしてある。
常識がこうだからとか、
周りがこう言うからとか、
そんな狭い思考の世界にこだわることが、
どれだけ人生の可能性を狭めるか。
抽象度を上げて、
視座を上げて豊かに生きるために、
感覚と思考のバランスが必要な理由が、
ようやく腑に落ちた気がしました。
右脳の世界と心穏やかに生きること
テイラー博士の講義で、
“右脳だけが機能している状態では、
自分の身体と周りとの境界線が分からなくなり、
どこからが自分の身体かを認識できなくなり、
全てがエネルギーでしか見えなくなる”
というお話がありました。
先日、
Newtonの「存在とは何か」で、
量子物理学の”全ては点とゆらぎから成っている”
という説がいまいち理解できずにいた私。
でも、
彼女の言う右脳の捉えている世界から考えると、
左脳が自分を自分たらしめているだけで、
自然のモノでも、人間が作ったモノでも、
自分自身も他の生物も、
全ての源はエネルギーだということが、
イメージしやすくなりました。
全てはエネルギーという世界で、
脳の認識機能によって、
今の世界が今見えているように見えている。
そう考えると、
全てが不思議で、
全てが奇跡の様に感じられます。
当たり前が当たり前でなく感じられ、
感謝の気持ちが芽生えてきます。
右脳の世界をイメージすることから、
穏やかな気持ちが広がりました。
おわりに
右脳と左脳の違いがクリアになると、
私自身、自分がどれだけ
左脳優位で生きてきたかに気づきます。
スポーツや音楽をしてきたので、
感覚を使っている気分でいましたが、
めちゃくちゃ考えている…。
ヨガをしている時でさえ、
理屈や思考優位になっていました。
何事も理解することは大切ですが、
頭で考え過ぎるのではなく、
“感じること”をもっと味わって
バランスを磨いていきたい、
そう思いました。
自分のことって、
分かっている様で良く分かっていない。
自分自身を学べば学ぶほど、
人生の絡まった糸がほどけて、
自分の奥底に眠っている光と繋がれるような、
不思議な感覚を味わっている最近です。
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今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。
みなさんが、
心から自分を大好きになって、
ナチュラルで幸せな毎日を過ごせますように。
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