5才の七夕の願い“うぃるすがおわりますように”

オーガニックライフ

こんにちは、さやかです。



七夕でしたね。
何か願いごとはしましたか?



我が家の上の子の願いは、
“うぃるすがおわりますように”。



家族と過ごすのが
大好きな子ではありますが、
日本にも行けなければ、
日々遊ぶ公園もお友達と会うことも、
スーパーに行くことすら制限される日々。



5歳の子の切実な願いから、
いち大人として社会に何ができるのか、
考えさせられる日々です。



そんな中で先日、
国際環境NGO グリーンピース・ジャパン主催の
クロストークに参加しました。



ゲストは、
生物多様性の専門家: 五箇 公一さんと
地域経済の専門家: 枝廣 淳子さんのお2人。



新型コロナウィルスについて、
これからのニューノーマルについて、
お話を聞きました。



今回は
クロストークの内容をメインに、
お届けしていきたいと思います。


なぜ新型ウィルスは始まったのか

コロナウィルス自体が
どこから出てきたのかということより、
もっと本質的な理解が重要だと感じました。



五箇さんは、
“資本主義を広げていけば、
もっと強いウィルスが出てくる”
と話されていました。



人間は地球が全て自分たちのモノで、
どこまでも搾取していいと思い込んで、
開発を進め続けてきた。



だから、
本来であれば人間の生息地には出てこないような、
野生の中なら生まれては消えていくような、
強いウィルスを自分たちで発掘してしまった、
とのこと。



野生動物は基本的に
閉じた空間に密集することはないため、
例え強いウィルスが出てきたとしても、
ある程度の犠牲だけで
ウィルス自体が消えていくそうです。



また、
閉じた空間に密集して暮らすコウモリは、
独自の強い抗体を持っているから、
強いウィルスにも対抗できるそう。



人間は抵抗力が弱いのにも関わらず、
野生動物の住み家にまで
際限なく足を踏み入れてしまったために、
自らが抵抗できない強いウィルスに
やられることになったとのことでした。



人間はエゴによって、
動物には自動的にプログラムされている、
「地球・自然とのサスティナブルな関係を保つ意識」
というものが薄れてしまっているそうです。



自然の搾取、奥地からの搾取/開発が
新型ウィルスの発生に繋がっている
とのことでした。



また、
人類vsウィルスという意識が、
本当の意味でのウィルスとの共存には、
必要不可欠というお話もありました。



国ごとの分離など、
小さなところで争っている場合ではなく、
地球人として問題に取り組んでいく必要があると。



確かにコロナウィルスほど、
地球規模で、人類共通で
“自分ごと”になったことは
あまりないかもしれませんね。



だからこそ、
1人1人の意識を変えるチャンス
のようにも感じます。



行動を起こさなければならない
ギリギリのところまできている、
ということでもあるのかもしれません。


これからのニューノーマル

今の世界の動きとして、
ウィルスか経済か、
この2択になってしまっている社会が問題
というお話がありました。



何かを動かさないと生きていけない、
余裕も猶予もない今の社会は、
レジリエンスの低い社会になってしまっている。



それを乗り越えていく上でのKeyは、
地方分散型社会とのことでした。



ローカルに足をつけながら、
リアルの手ごたえを得て生きる生き方。



それはローカルに根差しながらも
地域に閉じるのではなく、
それぞれのローカルが独立しながらにして、
ローカル同士いいところは国を問わずシェアする、
そんな仕組みのこと。



外に頼ることはぜい弱さに繋がるので、
できる限りローカルでまかなう工夫をしつつ、
依存体質を脱した上での助け合いを目指す社会、
がこれからの社会像だそうです。



そうしていくことで、
生きる上でのミニマムコストも変わり、
時間の使い方や余裕も変わってくる、
とのことでした。



生活をするために自分の命の時間を削る生活から、
自分の命を大切にしながら、
自分も周りも豊かになるために働くスタイルへ




開発をしないと経済が回らない現状に、
私も疑問を感じていたので、
レジリエンスを高める社会づくりという視点が、
とても面白いなと思いました。



それぞれが地球人として考えて
行動することが大切になってくる
のだと思います。



コロナウィルスが落ち着いたら、
全て元通りになるという話ではなく、
世の中の根本的な

仕組みを解決をしていかない以上、
より強いウィルスが現れるという事実




クロストークを聞いて、
これからの自分の行動を
改めて見直す機会になりました。


おわりに

枝廣さんがシェアして下さったお話で、
現代のトマトの栄養素は、
昔のトマトに比べると1/8程度しかなく、

昔のトマトと同じ栄養素を取るのに、
現在は8個のトマトを食べる必要がある、
というお話がありました。



目に見えることだけでなく、
何に目を向けるか、
何を大切にすべきなのか、
目の向けどころの重要性を
改めて考えさせられました。



本当の人生の豊かさとは何なのか、
本当の意味での幸せとは何なのか




それぞれが真っすぐに魂に問い、
舵を切り直す時が来ているように感じます。



最後にお二人の活動をご紹介。

五箇さん新書
これからの人生に必要なおとなの生物学入門(仮)

枝廣さん「幸せ経済研究所



今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。

ナチュラルで幸せな毎日を過ごせますように。

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