自由になりたいなら人生のストーリーに囚われるのをやめよう

人生を見つめる

こんにちは、さやかです。



ベンジャミン・リベット
という方をご存知でしょうか?



人間の自由意志についての実験、
発見をした生理学者です。



今回は自由意志について、
お届けしたいと思います。



リベットの実験

人間に自由意志がある状態とは、
「何を選択しどう行動するのかを
自分で自由に決められる状態」
ということになります。



一般常識的には、
人間が「こうしよう」という
意思を持つことで脳が動いて指令を出す
と考えるはず。



でも、
50年前に行われたリベットの実験では、

人が自分の意思を持つ0.3秒前に
脳が指令を出していた


という結果が出ました。



これはつまり、
すでに人生は決まっていて、
自分で意思判断をしたように感じても
それは後づけに過ぎない
」、
ということ。



自由意志はない、
この結果が未だに覆っていないそうです。



これは、
カルマによって人生は決まっている、
というヨガの哲学にも通じます。



人生の意味

でも、
人生が完全に決まっていて
それに操られているだけなのなら、
何のために生きているのでしょうか?



操られるがままの人生に
振り回されるため?



そうではなくて、
そのストーリーを観ることで
「理解」をすること
が大切です。



自分の人生を観察して、
そこから何に気づき何を受け取り
何を理解するのか。



理解力を育んでいくこと、
これが人生の主軸になります。



どうしても私たちは、
「どんなストーリーなのか」
に目が行きがちですが、

どれだけ成功しているストーリーか
どれだけ華やかなストーリーか
どれだけすごいストーリーか
ということはどうでもよくて、

そこから何を理解していけるか
ここが大事ということ。



自由意識がなかったとしても、
その観せられている目の前の現実から
何をどう解釈して理解するのかは自由です。



だからこそ、
ストーリーに囚われずに
ただただ観察していくこと

その意識を育んでいくことが本当の意味で
自分を自由にしてくれるのです。



自由意志はあるのか?

自分の意思って本当に曖昧だな、
と痛感させられます。



なぜその瞬間なのか?
数秒前じゃなくてその瞬間なのか。



なぜこの瞬間に立ち上がったのか?とか、
なぜこの瞬間車から出たのか?とか。



そのコンマの瞬間の判断というのは、
もはやなんとなく、以外ないように感じます。



脳(カルマ)が先に決めていたから、
その瞬間だったとしか言えないというか。



たくさん悩んだ末の選択だったとしても、
「結局自分が本当に選択したのか?」
は言い切れないということ。



人生のストーリーに
自由意思はなかったとしても、
そのストーリーから理解を深めることに
集中して生きていきたいですね。



今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。

目の前の人生を深く味わっていきましょう。

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