映画『PERFECT DAYS』を見て感じたこと

映画・本のこと

こんにちは、さやかです。



先日、
役所広司さん主演の
『パーフェクトディズ』。



ダラスでは見れないと思っていたら、
小さな映画館で上映されていると知り、
早速行ってきました。



何がという訳ではないけれど
ふと気づくと涙がこぼれる



そんな心の奥深くに染み渡る、
「生きること」を
改めて考えさせられる映画でした。



「価値」とは何か

ストーリーは、
トイレ掃除をする独身男性の
日常を描いたもの。



舞台は浅草・押上。



私自身アメリカに来る前に
浅草に住んでいたこともあり、
様々な情景が蘇りました。



当時私自身が見ていた日常を
こんなにも豊かに観ることができるのか、と。



シンプルな日常の美しさ、
生き急いでいた時の私には感じられなかった
豊かさがあふれていました。



映画の中で印象的だったのは、
スカイツリー。



主人公の高山は、
きっとスカイツリーに行くことも
登ることもなければ、
その中で食事をすることもないのだろうと思います。



本人はそれを望んでいないし、
そこに何も豊かさや満足感を感じていない。



でも、
一般的には、

「スカイツリーの上まで登って、
最上階のレストランで
素敵なディナーを食べること」

が「価値のあること」とされます。



持っていることに価値を見出し、
できることに価値を見出し、

何でもできて何でも持っていることが
豊かである
と思い込みがちな今の世の中。



でも本当は、
人は得れば得るほど不安になり、
持てば持つほど不足を感じる
のです。



あれもこれもできなければ価値のない人間、
あれもこれも持っていなければ不幸な人間。



色んなことをできる人が讃えられ、
みな評価されるために等身大で生きるのをやめ、
たわいもない日常は踏み潰され

そのことで不足感ばかりが倍増していきます。



「価値(人の評価)」
に振り回される世の中で、
みんな飾りすぎることに疲れている。



豊かに生きるには
実はシンプルなことが大切、
そんなメッセージを感じました。



本当の豊かさとは何なのか、
今を受け入れて今を生きるとは
どういうことなのか。



一般的な価値ではなくて、
本当に自分が求めていることは何なのか。



今一度自分自身に深く問うことで、
自分にとっての豊かな選択が
できるようになるのだと思います。



与えられた環境でベストを尽くせ

「与えられた環境でベストを尽くせ」



この言葉は私が大学時代から始めた
スポーツチームの監督が、
常日頃から伝えてくれていた言葉。



人生の要所要所で支えとしてきましたが、
この映画を通してこの言葉の意味が
より深く腹落ちしました。



「与えられた環境で」とは、
どんな環境におかれたとしても、
どれだけこんなはずじゃなかったと思っても、
今を受け入れる覚悟を持つこと。



「ベストを尽くせ」とは、
自分に対して誠実であり、
自分の今に対して誠実であること。



今どんなに苦しい環境にいたとしても、
受け入れることができたのなら、
その経験は学びとなり心の成長の糧となります。



でも、
自分の今に対して不平不満を言ったり、
避けようとし続ける場合、
そのことから何も学ぶことはできない。



日々いろいろなことが起きて
大変なことがあっても、
今を受け入れ真摯にたんたんと向き合い
すべきことを行う姿勢、
それが主人公の高山の生き様でした。



それが、
与えられた環境でベストを尽くす
ということ。



文句や不満を言うでもなく
多くを求めるでもなく、
でも自分を押し殺す訳でもなく、

ただたんたんと誠実に今を生きること



そんなシンプルな生き方に
本当の豊かさが詰まっているように感じます。



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今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。


青山さやか
https://lit.link/sayakaaoyama

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