こんにちは、さやかです。
最近とっても
不思議なことが起きています。
ずっと苦手で
毎日イヤで仕方なかった料理。
試行錯誤する中で
ストレスはなくなっていたものの、
この1ヶ月ほどで料理に対する感覚が
劇的に変化しました。
どんな風に変わったのか?
なんと…
イヤだと思わなくなっただけでなく、
何が作りたいかというアイディアが
浮かんでくるように!
そのお陰で今までは、
メインと汁物で手一杯だったのに、
おかずを何品か追加で作れることも!
更には苦手な仕上げの味付けも、
何を足したらいいかが何となく分かって、
以前よりおいしくなっている!
(気がする!笑)
夕飯時には家族からも
「(品数が多くて)食卓みたい」と
失礼な褒め言葉をもらうことも。
毎日の料理がイヤ過ぎて
散々試行錯誤してきたのに。
自分の変化に自分で驚いています。
料理の苦手のはじまり
一体どうしたんだろう?と
不思議な感覚で過ごしていたある日。
ふと母を亡くした直後の日々が
走馬灯のように思い返されました。
私が高校3年生の9月に、
母が突然の他界。
悲しみに途方に暮れながらも、
父はまだバリバリ働いていたし、
妹は中学生だったし、
長女の私が料理を作ることになった。
それまで家庭科くらいでしか
料理をやったことのない私が。
突然家族の料理を作る…
お弁当も作る…
叔母にメールで教わったり、
レシピ本を見ながら作っていましたが、
全然おいしくできず失敗の連続でした。
そして、
毎日何を作ったらいいのか?
これも完全迷子。
当時は母の死への悲しみの方が大きくて
はっきり記憶に残っていなかったのですが。
「家族のごはんを担当することになった」
その不安と負担は大きかったみたい。
私がつい最近まで持っていた、
・今日何を作るか思いうかばない
・レシピ通りに作ってもおいしくできない
・味付けの仕方が分からない
こんな料理への苦手意識は、
あの時に生まれたものだった。
そして、
それが何かしらの形で癒やされて、
・今日何を作りたいかが思い浮かぶ
・レシピ通りに作ればうまくいく
・味付けがうまくできる
という変化を引き起こしたようです。
変化は自然と起こる
料理に対する苦手意識
には気づいていましたが。
料理が苦手になったこの過去には
今まで気づきませんでした。
だから、
この過去を癒して解放するために
何かしてきた訳でもありません。
でもなぜか癒された。
何がどうつながって
その過去が癒やされたのか?
はよく分かりません。
でも、
さまざまな経験を通して、
自分と向き合い内観する中で、
気づいたら解消されていた。
でもきっと、
そういうものなんだろうな、
と思います。
自分の心のクセって色々あって、
それらをなんとか解消しようと
色々やってみるのはいいけど。
ただ、
いつ何をどう理解して
自分の中の何が変化するのかは、
自分ではコントロールできない
ってこと。
この過去を癒したい!
と躍起になってもできなくて、
全然関係ないことを理解した時に
突然癒やされることがあったり。
それがきっと「無意識」の世界。
だから、
自分を縛りつけている囚われや
その囚われを生んだ過去と
向き合うことは大切だけれども、
それをなんとか手放そう手放そうと
結果を急いでもどうしようもない。
そう実感しました。
自分にできることは、
自分が日々の経験を通して、
内観を積み重ねていくこと。
それがある時理解につながり、
過去の癒しにつながり、
囚われからの解放につながっていく。
自分がコントロールできることはたった一つ、
「日々継続すること」だけなのですね。
おわりに
料理の苦手意識が癒されたら、
料理をより「道」として
楽しめるようになりました。
そうすると、
作ったものを食べ残されても、
一瞬で早食いされても、
あまり気にならなくなった。
それは私にとって、
料理という経験自体が気づきで、
結果を生み出したり評価されるために
料理をしていないから。
(もちろん、
大事に味わって感謝して食べる、
ということは大切だと思いますが)
人は何か囚われがあるからこそ、
目の前の経験に集中することができません。
でもその囚われは
一長一短には手放せない。
だから、毎日、
薄皮を剥がすように
向き合っていくことです。
そうすることで、
心の奥深くの解放が進むのですね。
人生って奥深い。
日々積み重ねていきましょう。