私が旅を続ける理由 〜コロラドの旅で見つけた心穏やかに旅する心のあり方

旅ログ・駐在ライフ

こんにちは、
テキサスからさやかです。


先週先々週と、夏休みを利用して、
11日間のRVでコロラドの旅へ行ってきました。


旅の写真は、
インスタグラムにてシェアしているので、
よろしければそちらからご覧下さい。


さて、
キャンピングカーでの旅ですが、
アメリカに来てから3度目。


1回目はフェニックス空港でレンタルをして、
グランドサークルを回りました。


この時は、
上が3歳下が1歳だったことや、
初めてのキャンピングカー生活ということもあり、
とにかく大変過ぎて、車内もカオスで、
最終日には体力の限界だったことを覚えています。


2回目は、
夫の両親と共に少し大きめのキャンピングカーで、
テキサス州の州立公園を回る予定でしたが、
トラブルを引き起こして、
大変なサバイバル生活を経験することになりました。


そして3度目となる今回は、
子ども達の成長もあり(5歳半3歳半)、
格段に心穏やかな旅となりました。


今回は心穏やかに旅する心のあり方について、
お届けしたいと思います。


足るを知る

今回、
比較的心穏やかに旅ができた理由。


これはもちろん、
子ども達の年齢的な成長もあると思います。


また、自粛が始まってから、
毎週末キャンプに行っていたので、
キャンプ自体にも慣れていたこと、
RV生活で必要なモノが分かっていた
ということも大きいです。


でも一番大きな変化を感じたのは、
自粛生活を通して子どもたち自身が、
“足るを知る”ことを学んでいたことでした。


オモチャがたくさんなくても、
遊具やエンタメ施設がなくても、
あるもので遊びを考える力、
あるもので満足する力が
いつの間にか身についていた。


このことから、
新たな刺激や変化を経験させるよりも、
教えるべきもっと大事なことがあったことを
親として再認識することができたし、
自粛生活の前/後の旅を通して、
子ども達の変化も実感することができました。



足るを知ること
幸せとは自分の内側を満たすことから。



そんな心のあり方を忘れない、
親子でありたいなと思いました。


損したくないを手放せたこと

私自身、今まで、
“損したくない”という気持ちに
囚われていたことを改めて感じました。


せっかくここまで来たのだから
見れるところは全部行きたいだとか、
せっかくだから無理なスケジュールでも
強行しようとか。


私の中にある”せっかくだから”という意識。


今までの旅はこれに囚われて、
本当に大切なことが見えなくなって、
苦しくなっていました。



もともと、
気合いで何とかするのが美徳、
苦しい環境を苦労して乗り越えることが美徳、
という価値観も持っていたので、


子連れなのに
かなり無理なスケジュールを組んだり、
予定外のことが起きても諦められずに、
無理矢理強行してえらいことになったりして…。


傍から見れば、
どうしてそんなに無理するの?と
クエスチョンマークだと思うのですが、
手放せない私はどうしても手放せませんでした。



ママの1人旅で緩んだことにも書きましたが
その頃から少しずつ意識は変わっていきました。


”せっかくだから”の本質は何なのか?


損したくない、
自分がここに行ったという事実を作りたい、
そんな価値観。


でもそれを埋めることって、
本来私が求めていることなのだろうか?



では、そもそも、
なぜ私は旅をするのか。


私が旅をすることの本質は何なのか?


それは見たことないモノ、
行ったことない場所に行って、
ここを見たとか行ったという、
外付けの経験を増やしたいわけではないはず。


そういう風に考えた頃もあったけど、
外の条件を満たしたところで、
真に満たされないことはもう十分に分かっている。


私にとって旅の本質は、
普段とは違う環境に身を置いて、
インスピレーションを得ること。


多様な景色や価値観に触れることで、
探求心を活性化させること。


そうすることで、
自分と更に深く向き合う力を、
生きるを探る術を磨いていくこと。



そうして深堀っていくと、
私が自然を求めることの本質も
クリアになっていきます。


なぜ自然を求めるのか?


大自然を通して、
5感を解放して敏感にして、
直観力を研ぎ澄ましたい。


心の雑音を取り除くことによって、
魂を感じて生きられるようになりたい。


矛盾のない自然の中に身を置くことで、
自分の完全性、
ここに存在するということだけで十分だ、
ということを腑に落としたい。



生きることが深まる。


だから私は旅に魅かれ、自然に魅かれ、
その時間を求めるんだ、と。


そう考えていくと、
”損したくない”という価値観からの行動は、
本質から離れていくことが理解できます。


探求心を持って、
いつもとは違う空間に身を置いて、
5感をフル稼働させて、
生きることを深めていく。


これができれば、
分刻みでスケジュールをこなさなくても、
より多くの場所に行かなくても、
幅広い経験をしなくても大丈夫なんだ。



こうして本質がクリアになると、
それまでしがみついていた価値観は、
難なく私から離れていってくれました



制限された生活から気づくこと

キャンピングカーでの生活は、
水や電気、ガスなど、
色々と制限のある生活になります。


アメリカのRVサイト(キャンプ場)は、
フルフックアップと言って、
水、電気、排水が整備されている所が多いです。


でも、今回は制限があったり、
電波も繋がらないサイトにも多く泊まりました。


そんな制限された生活をしていると、
いつもの生活で当たり前に整備されている、
水、電気、排水、ガスのありがたさを感じます。


そしてゴミ問題の深刻さも実感します。


地球のためにできることを、
できることから意識して変えてはいますが、
まだまだ1つの家族を見ただけでも、
課題は山積み。


最近は、環境に配慮しているだけでなく、
配水管をキレイにしたり、
自然の再生に効果のある商品も出ているので、
そうしたものも取り入れながら、
できることを少しでも増やしたいと思いました。



また、
本当に必要なモノはそんなになくて、
生活はあくまでシンプルでいいということも、
改めて感じます。


キッチン用品でも洗面用品でも、
あるもので賄う生活から、
あった方が便利だからと増えたモノも
いつの間にかたくさんありました。


地球への思いやりと、
大量消費社会からの脱却。


まず自分への思いやりを持って、
自分自身を満たせるようになったなら、
周りへ思いやりを循環できる人でありたい

そう思います。



自分を満たすと言えば、
キャンピングカーで長期間生活する上で、
体調を調えることがとても大事。


長距離運転も多く、
ベッドも寝やすいものの簡易的、
バスタブにつかることもない。


家族とはいえ、
狭い空間で多くの時間を過ごすことになります。


そんな中では、
セルフケアの大切さを実感します。


私にとって欠かせないのは、
セルフマッサージ、ヨガ、
呼吸法を適宜すること、
白湯を飲むこと、そして食事の工夫。


自分の体調をよく観察して、
必要な思いやりを必要な場所に注いであげる
こと。


自分が調うことで、
長旅も心穏やかに過ごすことができます。


おわりに

心のあり方が調っていくと、
過酷そうな子連れロードトリップも、
格段に穏やかな旅になります。


全ては自分の心次第。



それはどんなことにおいても同じです。


日常の嫌なこと、心沈むこと、
それは自分がそう反応しているだけ。


自分の心のあり方が調えば、
同じ現象に対しても、
全く違った感情が沸き、
行動や思考も変わってきます。



あなたのどんな心のあり方が、
今の現実を作っているでしょうか。


その感情、その思考、その行動は、
あなたのどんな心のあり方から
生まれるでしょうか。


今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。

みなさんが、
心から自分を大好きになって、
ナチュラルで幸せな毎日を過ごせますように。

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